次の方法で共有


Module.ProcBodyLine プロパティ (Access)

ProcBodyLine プロパティは、指定したプロシージャの本体が標準モジュールまたはクラス モジュールで始まる行の番号を返します。 取得のみ可能な Long 値です。

構文

ProcBodyLine (ProcName,ProcKind)

Module オブジェクトを表す変数。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
ProcName 必須 String モジュール内のプロシージャの名前。
ProcKind 必須 vbext_ProcKind プロシージャの種類。 使用できる設定値については、次の「備考」を参照してください。

注釈

ProcKind 引数には、次のvbext_ProcKind定数のいずれかを指定できます。

定数 説明
vbext_pk_Get Property Get プロシージャ
vbext_pk_Let Property Let プロシージャ
vbext_pk_Proc Sub プロシージャまたは Function プロシージャ
vbext_pk_Set Property Set プロシージャ

プロシージャの本体は、次のいずれかで示されるプロシージャ定義で始まります。

  • Sub ステートメント
  • Function ステートメント
  • Property Get ステートメント
  • Property Let ステートメント
  • Property Set ステートメント

ProcBodyLine プロパティは、プロシージャ定義が始まる行を識別する行番号を返します。 これに対し、 ProcStartLine プロパティは、プロシージャがモジュール内の前のプロシージャから分離される行を識別する数値を返します。 プロシージャ定義 (プロシージャ本体) の前に置かれるコメントやコンパイル定数はプロシージャの一部とみなされますが、ProcBodyLine プロパティではそれらの前置き部分は無視されます。

注:

ProcBodyLine プロパティでは、Sub プロシージャと Function プロシージャは区別なく扱われ、Property プロシージャ (Property Get、Property Let、および Property Set の各プロシージャ) はそれぞれ区別して扱われます。

次の使用例では、プロシージャ定義が始まる行をメッセージ ボックスに表示します。

Dim strForm As String 
Dim strProc As String 
 
strForm = "Products" 
strProc = "Products_Subform_Enter" 
 
MsgBox "The definition of the " & strProc & " procedure begins on line " & _ 
 Forms(strForm).Module.ProcStartLine(strProc, vbext_pk_Proc) & "."

サポートとフィードバック

Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。