Report.CurrentY プロパティ (Access)
CurrentY プロパティ (CurrentX プロパティと共に) を使用して、レポートの次の印刷および描画方法の開始位置の水平方向と垂直方向の座標を指定します。 値の取得と設定が可能な単精度浮動小数点型 (Single) の値です。
構文
式。CurrentY
式Report オブジェクトを表す変数。
注釈
たとえば、これらのプロパティを使用して、レポート セクションに描画する円の中心点を示すことができます。
座標は、 CurrentX または CurrentY プロパティへの参照を含むレポート セクションの左上隅から測定されます。 CurrentX プロパティの設定はセクションの左端で 0、CurrentY プロパティの設定は上端で 0 です。
CurrentX プロパティと CurrentY プロパティは、レポート セクションの OnPrint プロパティ設定で指定されたイベント プロシージャで設定できます。
ScaleMode プロパティを使用して、ポイント、ピクセル、文字数、インチ、mm、cm などの単位で座標を定義します。
各グラフィックス メソッドを使用した場合に、CurrentX と CurrentY プロパティの設定値がどのように変化するかを次に示します。
Method | CurrentX と CurrentY の設定値 |
---|---|
Circle | オブジェクトの中心 |
Line | 線の終点 ( x2、 y2 座標)。 |
次の印刷位置 |
例
次の例では 、Print メソッドを使用して 、Report1 という名前のレポートにテキストを表示します。 TextWidth メソッドおよび TextHeight メソッドは、テキストを垂直方向および水平方向に中央寄せする目的で使います。
Private Sub Detail_Format(Cancel As Integer, _
FormatCount As Integer)
Dim rpt as Report
Dim strMessage As String
Dim intHorSize As Integer, intVerSize As Integer
Set rpt = Me
strMessage = "DisplayMessage"
With rpt
'Set scale to pixels, and set FontName and
'FontSize properties.
.ScaleMode = 3
.FontName = "Courier"
.FontSize = 24
End With
' Horizontal width.
intHorSize = Rpt.TextWidth(strMessage)
' Vertical height.
intVerSize = Rpt.TextHeight(strMessage)
' Calculate location of text to be displayed.
Rpt.CurrentX = (Rpt.ScaleWidth/2) - (intHorSize/2)
Rpt.CurrentY = (Rpt.ScaleHeight/2) - (intVerSize/2)
' Print text on Report object.
Rpt.Print strMessage
End Sub
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