Report.Print メソッド (Access)
Print メソッドは、現在の色とフォントを使用して Report オブジェクトにテキストを出力します。
構文
式。印刷 (Expr)
式Report オブジェクトを表す変数。
パラメーター
| 名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
|---|---|---|---|
| Expr | 必須 | String | 表示する文字列式です。 この引数を指定しないと、Print メソッドは空白行を表示します。 複数の式を、スペース、セミコロン (;)、またはコンマで区切って指定できます。 スペースは、セミコロンと同じ働きをします。 |
戻り値
なし
解説
このメソッドは、セクションの OnPrint イベント プロパティ設定で指定されたイベント プロシージャまたはマクロでのみ使用します。
引数 Expr で指定された式は、CurrentX および CurrentY プロパティの設定で示される位置から始まるオブジェクトに出力されます。
引数 Expr を表示するときに、常にキャリッジ リターンが最後に付加されるので、次の Print メソッドは、次の行から表示することになります。 復帰が発生すると、引数 Expr の高さ (TextHeight メソッドから返される値と同じ) によって CurrentY プロパティの設定が大きくなり、CurrentX プロパティは 0 に設定されます。
Expr 引数の後にセミコロンを指定した場合、復帰は追加されません。次の Print メソッドは、現在の Print メソッドが印刷した行と同じ行に出力されます。 CurrentX プロパティと CurrentY プロパティは、最後に印刷された文字の直後のポイントに設定されます。 Expr 引数自体に復帰が含まれている場合、このような埋め込みキャリッジ リターンごとに、Print メソッドの説明に従って CurrentX プロパティと CurrentY プロパティがセミコロンなしで設定されます。
引数 Expr の後にコンマを指定すると、CurrentX プロパティと CurrentY プロパティは、同じ行の次の印刷ゾーンに設定されます。
引数 Expr を Report オブジェクトに表示したとき、指定した位置に収まり切らない行は、スクロール表示になりません。 オブジェクトからはみ出したテキストは、切り捨てられます。
Print メソッドは、プロポーショナル文字で表示するので、文字数とそれらの表示に必要な固定幅列の数の間に相関関係はないことに注意してください。 たとえば、幅の広い W などの文字は、1 列の固定幅列よりも広く表示されますが、幅の狭い I などの文字は、1 列よりも狭く表示されます。 表形式の列は、印刷するテキストに合わせて十分に離れた位置に配置する必要があります。 または、Courier などの固定ピッチ フォントを使って表示すると、各文字が 1 列に収まるようにできます。
例
次の例は、 Print メソッドを使って、テキストを Report1 というレポートに表示します。 TextWidth メソッドおよび TextHeight メソッドは、テキストを垂直方向および水平方向に中央寄せする目的で使います。
Private Sub Detail_Format(Cancel As Integer, _
FormatCount As Integer)
Dim rpt as Report
Dim strMessage As String
Dim intHorSize As Integer, intVerSize As Integer
Set rpt = Me
strMessage = "DisplayMessage"
With rpt
'Set scale to pixels, and set FontName and
'FontSize properties.
.ScaleMode = 3
.FontName = "Courier"
.FontSize = 24
End With
' Horizontal width.
intHorSize = Rpt.TextWidth(strMessage)
' Vertical height.
intVerSize = Rpt.TextHeight(strMessage)
' Calculate location of text to be displayed.
Rpt.CurrentX = (Rpt.ScaleWidth/2) - (intHorSize/2)
Rpt.CurrentY = (Rpt.ScaleHeight/2) - (intVerSize/2)
' Print text on Report object.
Rpt.Print strMessage
End Sub
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