TextBox.CanShrink プロパティ (Access)

指定したコントロールが、セクションまたはコントロールに含まれるすべてのデータを印刷またはプレビューするように自動的に調整するかどうかを取得または設定します。 読み取り/書き込みが可能な Boolean です。

構文

CanShrink

TextBox オブジェクトを表す変数。

注釈

"CanShrink/印刷時縮小" プロパティの設定値は次のとおりです。

Setting Visual Basic 説明
はい True コントロールは、そこに含まれるデータが空白行なしに印刷または印刷プレビューされるように、垂直方向に縮小されます。
いいえ False コントロールの縮小は行われません。(既定値)

このプロパティの設定値は、マクロまたはデザイン ビュー以外のすべてのビューの Visual Basic で、値の取得のみ可能です。

印刷されるフォームとレポートの外観を制御するには、このプロパティを使用します。 プロパティを [はい] に設定すると、任意の量のデータを印刷できるようにオブジェクトが自動的に調整されます。 コントロールが縮小すると、その下のコントロールはページの前の方に移動します。

コントロールの " CanShrink /印刷時縮小" プロパティを [Yes/はい] に設定しても、そのセクションの " CanShrink /印刷時縮小" プロパティは [Yes/はい] に設定されません。

セクションの幅全体が垂直方向に縮小します。 たとえば、フォームのセクションに隣り合って 2 つのテキスト ボックスがあり、各コントロールの " CanShrink /印刷時縮小" プロパティは [Yes/はい] に設定されているとします。 1 つのテキスト ボックスにはデータが 1 行、もう 1 つのテキスト ボックスにはデータが 2 行含まれている場合は、このセクションはその幅全体でサイズが決定されるので、両方のテキスト ボックスとも 2 行が収まる長さになります。 データを個別に圧縮するには、2 つのサブフォームまたはサブレポート コントロールを並べて配置し、 CanShrink プロパティを [はい] に設定します。

" CanShrink /印刷時縮小" プロパティを使用する際には、以下の点に注意してください。

  • プロパティの設定は、コントロール間の水平方向の間隔には影響しません。コントロールが占有する垂直領域にのみ影響します。

  • 重なり合っているコントロールは縮小できません。

  • 大きなコントロールがあるために隣のコントロールが縮小されない場合があります。 たとえば、複数の短いコントロールがレポートの詳細セクションの左側にあり、バインドされていないオブジェクト フレームなどの 1 つの高いコントロールが右側にある場合、左側のコントロールは、データが含まれていない場合でも縮小されません。

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