Application.DDEExecute メソッド (Excel)
指定された DDE チャネルを経由して、他のアプリケーション内でコマンドまたは動作を実行します。
構文
式。DDEExecute (チャネル、 文字列)
expressionApplication オブジェクトを 表す変数。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
チャネル | 必須 | Long | DDEInitiate メソッドによって返されるチャネル番号。 |
String | 必須 | 文字列型 (String) | 受信側のアプリケーションで定義されているメッセージを指定します。 |
注釈
DDEExecute メソッドは、別のアプリケーションにコマンドを送信するように設計されています。 キーストロークを別のアプリケーションに送信するために使用することもできますが、キーストロークを送信するには SendKeys メソッドを使用することをお勧めします。
String 引数は、Alt キー、Ctrl キー、Shift キーを組み合わせた任意の 1 つのキー、またはそれらのキーの任意の組み合わせを指定できます。 各キーは、1 つ以上の文字で表します。たとえば、文字キー a は "a"
で表し、Enter キーは "{ENTER}"
で表します。
Enter キーや Tab キーのように、押しても画面に文字が表示されないキーを指定するときは、次に示すコードを使用します。 各コードは、キーボードの 1 つのキーに対応します。
キー | コード |
---|---|
BackSpace | {BACKSPACE} または {BS} |
Break | {BREAK} |
CapsLock | {CAPSLOCK} |
Clear | {CLEAR} |
Delete または Del | {DELETE} または {DEL} |
↓ | {DOWN} |
終了 | {END} |
Enter (テンキー) | {ENTER} |
Enter | ~ (ティルダ) |
Esc | {ESCAPE} または {ESC} |
HELP | {HELP} |
ホーム | {HOME} |
Ins | {INSERT} |
← | {LEFT} |
NumLock | {NUMLOCK} |
PageDown | {PGDN} |
PageUp | {PGUP} |
Return | {RETURN} |
→ | {RIGHT} |
ScrollLock | {SCROLLLOCK} |
Tab | {TAB} |
↑ | {UP} |
F1 ~ F15 | {F1} から {F15} |
Shift キーや Ctrl キー、Alt キーを組み合わせて指定することもできます。前述の 1 つ以上のキーと組み合わせたキーを指定するには、次の表を使用します。
キー | コード |
---|---|
シフト | + (正符号) |
Ctrl キー | ^ (カレット) |
Alt キー | % (パーセント記号) |
例
次の使用例は、Word へのチャネルを開き、Word 文書Formletr.docを開き、 FilePrint コマンドを WordBasic に送信します。
channelNumber = Application.DDEInitiate( _
app:="WinWord", _
topic:="C:\WINWORD\FORMLETR.DOC")
Application.DDEExecute channelNumber, "[FILEPRINT]"
Application.DDETerminate channelNumber
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