Range.ApplyNames メソッド (Excel)

指定したセル範囲のセルに名前を付けます。

構文

ApplyNames (Names, IgnoreRelativeAbsolute, UseRowColumnNames, OmitColumn, OmitRow, Order, AppendLast)

expressionRange オブジェクトを表す変数です。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
Names 省略可能 バリアント型 (Variant) 引用する名前の配列です。 この引数を省略すると、シートにあるすべての名前が対象セル範囲に引用されます。
IgnoreRelativeAbsolute 省略可能 バリアント型 (Variant) 名前や参照の種類に関係なく、参照を名前に置き換えるには、 True を指定します。 絶対参照を絶対名に、相対参照を相対名に、複合参照を複合名にそれぞれ置き換えるには、 False を指定します。 既定値は True です。
UseRowColumnNames 省略可能 バリアント型 (Variant) 指定されたセル範囲に対する名前が見つからないときに、その範囲を含む行と列の名前を使うには、 True を指定します。 引数 OmitColumn および引数 OmitRow を無視するには、 False を指定します。 既定値は True です。
OmitColumn 省略可能 バリアント型 (Variant) 参照を行方向の名前に置き換えるには、 True を指定します。 参照されているセルが数式と同じ列にあり、行方向の名前を持つセル範囲に含まれるときだけ、列方向の名前を省略できます。 既定値は True です。
OmitRow 省略可能 バリアント型 (Variant) 参照を列方向の名前に置き換えるには、 True を指定します。 参照されているセルが数式と同じ行にあり、列方向の名前を持つセル範囲に含まれるときだけ、行方向の名前を省略できます。 既定値は True です。
Order 省略可能 XlApplyNamesOrder セル参照が行方向と列方向の範囲名で置き換えられるとき、行と列のどちらの名前を先に表示するかを指定します。
AppendLast 省略可能 バリアント型 (Variant) 引数 Names での名前の定義を置き換えると共に、最後に定義された名前の定義を置き換えるには、 True を指定します。 引数 Names 中の名前の定義のみ置き換えるには、 False を指定します。 既定値は False です。

戻り値

バリアント型

注釈

Array 関数を使用して、Names 引数の名前の一覧を作成します。

シート全体に名前を引用するには、Cells.ApplyNames を使ってください。

一度引用した名前を解除することはできません。名前を削除するには Delete メソッドを使ってください。

次の使用例は、シート全体に名前を引用します。

Cells.ApplyNames Names:=Array("Sales", "Profits")

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