Range.NavigateArrow メソッド (Excel)
指定した範囲のトレース矢印をたどって、参照元のセル、参照先のセル、またはエラーの発生したセルに移動します。 先行セル、依存セル、またはエラー セルを選択し、新しい選択範囲を表す Range オブジェクトを返します。 指定されたセルにトレース矢印が表示されていないときは、エラーを返します。
構文
expression.NavigateArrow (TowardPrecedent, ArrowNumber, LinkNumber)
expression は Range オブジェクトを表す変数です。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
TowardPrecedent | 省略可能 | バリアント型 | 移動する方向を指定します。参照先に移動する場合 は True 、依存に移動する 場合は False 。 |
ArrowNumber | 省略可能 | バリアント型 | 対象となるトレース矢印の番号を指定します。 |
LinkNumber | 省略可能 | バリアント型 (Variant) | トレース矢印が外部参照を表すとき、この引数でどの外部参照を対象とするかを指定します。 この引数を省略すると、最初の外部参照が使用されます。 |
戻り値
バリアント型
例
この使用例では、Sheet1 のセル A1 から参照元セルへ、最初のトレース矢印に沿って移動します。 この例は、セル D1、D2、および D3 への参照を含むセル A1 の数式 (数式 =D1 * D2 * D3
など) を含むワークシートで実行する必要があります。
この例を実行する前に、セル A1 を選択し、[数式] タブの [ワークシート分析] グループで、[参照元のトレース] を選択します。
Worksheets("Sheet1").Activate
Range("A1").Select
ActiveCell.NavigateArrow True, 1
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