Document.Unprotect メソッド (Word)

指定したドキュメントから保護を削除します。 .

構文

保護解除 (パスワード)

expression 必須です。 Document オブジェクトを表す変数を指定します。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
Password オプション バリアント型 (Variant) 文書を保護するときに設定したパスワードの文字列を指定します。 パスワードでは大文字と小文字が区別されます。 文書がパスワードで保護されていて、指定されたパスワードが正しくない場合、パスワードを求めるダイアログ ボックスが表示されます。

セキュリティ

重要

アプリケーションではハードコードされたパスワードを使用しないでください。 プロシージャ内でパスワードが必要な場合、ユーザーからのパスワードを要求し、変数に格納して、コードでその変数を使用します。 これを行う方法の推奨されるベスト プラクティスについては、「 Office ソリューション開発者向けのセキュリティ ノート」を参照してください。

注釈

文書が保護されていない場合にこのメソッドを使用すると、エラーが発生します。

次の使用例は、パスワードとして strPassword 変数を使用して、作業中の文書の保護を解除します。

If ActiveDocument.ProtectionType <> wdNoProtection Then 
 ActiveDocument.Unprotect Password:=strPassword 
End If

次の使用例は、作業中の文書の保護を解除します。 その後、文字列を挿入し、文書を保護して変更履歴だけを変更できるようにします。

Set aDoc = ActiveDocument 
If aDoc.ProtectionType <> wdNoProtection Then 
 aDoc.Unprotect 
 Selection.InsertBefore "department six" 
 aDoc.Protect Type:=wdAllowOnlyRevisions, Password:=strPassword 
End If

関連項目

ドキュメント オブジェクト

サポートとフィードバック

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