Selection.MoveEndUntil メソッド (Word)

文書内で指定された文字のいずれかが見つかるまで、指定された選択範囲の終了位置を移動します。

構文

expression. MoveEndUntil( _Cset_ , _Count_ )

expression 必須です。 Selection オブジェクトを表す変数を指定します。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
Cset 必須 バリアント型 (Variant) 1 文字または複数の文字を指定します。 この引数では大文字と小文字が区別されます。
Count 省略可能 バリアント型 (Variant) 指定された選択範囲が移動するのには、文字の最大数です。 数値または、 wdForward または wdBackward を指定できます。 カウントが正の数値の場合は、選択範囲は文書の前方に移動します。 負の数値の場合は、選択範囲は先頭方向に移動します。 既定値は wdForward です。

戻り値

Long

注釈

指定された選択範囲の選択終了位置を移動した文字数を表す長整数型 (Long) の値を返します。 カウントが 0 (ゼロ) より大きい場合は、このメソッドは 1 を足した数移動した文字数を返します。 カウントが 0 (ゼロ) 未満の場合は、このメソッドは 1 を引いた移動した文字数を返します。 Cset の文字が見つからない場合、選択範囲が変更されていないし、メソッドは 0 (ゼロ) を返します。 文書の先頭方向に移動したために、終了位置が元の開始位置より前になる場合、その終了位置が新しい開始位置になります。

検索方向が下方向である場合、選択範囲は拡張します。

次の使用例は、文字 "a" が見つかるまで、選択範囲を文書の末尾方向に拡張します。 文字 "a" まで選択範囲を 1 文字分拡張します。

With Selection 
 .MoveEndUntil Cset:="a", Count:=wdForward 
 .MoveRight Unit:=wdCharacter, Count:=1, Extend:=wdExtend 
End With

次の使用例は、タブ記号が見つかるまで、選択範囲を末尾方向に拡張します。 次の 100 文字以内でタブ記号が見つからない場合、選択範囲は移動しません。

char = Selection.MoveEndUntil(Cset:=vbTab, Count:=100) 
If char = 0 Then StatusBar = "Selection not moved"

関連項目

Selection オブジェクト

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