ソルバーの現在の設定についての情報を返します。 各設定は、[ソルバー : パラメーター設定] ダイアログ ボックスや、[ソルバー : オプション設定] ダイアログ ボックスで指定されたものです。
メモ ソルバー アドインは既定では有効になっていません。 この関数を使う前に、ソルバー アドインを有効にしてインストールしておく必要があります。 この方法については、「ソルバー関連の VBA 関数を使用する」を参照してください。 ソルバー アドインがインストールされたら、このアドインへの参照を設定する必要があります。 Visual Basic エディターでモジュールをアクティブにした状態で、[ツール] メニューの [参照設定] をクリックし、[使用できる参照] の [ソルバー] を選択します。 [Solver] チェック ボックスが [参照可能なライブラリ ファイル] に表示されない場合は、[参照] をクリックして \Program Files\Microsoft Office\Office14\Library\SOLVER サブフォルダーにある Solver.xlam を開きます。
SolverGet(TypeNum, SheetName)
TypeNum 必須 の整数。 次に示す必要な情報を表す値のいずれかを指定してください。 取得する情報は、[ソルバー : パラメーター設定] ダイアログ ボックスで指定されたものです。
TypeNum | 返される値 |
---|---|
1 | [目的セル] ボックスで指定されている参照。アクティブ ワークシートでソルバーが使われていない場合は、#N/A エラー値。 |
2 | [目標値] に対応する数値。1 は [最大値]、2 は [最小値]、3 は [値] を意味します。 |
3 | [値] ボックスの値。 |
4 | [変化させるセル] ボックスで指定されている 1 つまたは複数の参照。 |
5 | 制約条件の数。 |
6 | 制約条件を表す式の、左辺の文字列の配列。 |
7 | 制約の左右の関係に対応する数値の配列: 1 は =、2 は <=、3 >は =、4 は int、5 は bin を表します。 |
8 | 制約条件を表す式の、右辺の文字列の配列。 |
13 | True if the Simple LP Solving method is selected; False if another Solving method is selected. |
20 | True の 場合、 [制約のない変数を負以外 にする] チェック ボックスがオンになっています。 False の 場合はクリアされます。 |
取得する情報は、[ソルバー : オプション設定] ダイアログ ボックスで指定されたものです。
TypeNum | 返される値 |
---|---|
9 | [最大時間 (秒)] オプション ([すべての方法] タブ)。 |
10 | [反復回数] オプション ([すべての方法] タブ)。 |
11 | [制約条件の精度] オプション ([すべての方法] タブ)。 |
12 | [整数の最適性 (%)] オプション ([すべての方法] タブ)。 |
14 | [ 反復計算の結果を表示する] チェック ボックスがオンの場合は True 、オフの場合は False 。 |
15 | [ 自動サイズ調整を使用する] チェック ボックスがオンの場合は True 、オフの場合は False ([すべての方法] タブ)。 |
16 | [近似方法] に対応する数値。1 は [一次式]、2 は [二次式] を意味します。 |
17 | [GRG Nonlinear] タブの [微分係数] オプションに対応する数値。1 は [前進]、2 は [中央] を意味します ([GRG Nonlinear] タブ)。 |
18 | [探索方法] に対応する数値。1 は [準ニュートン法]、2 は [共役傾斜法] を意味します。 |
19 | [収束] の交差 ([GRG Nonlinear] タブおよび [Evolutionary] タブ)。 |
21 | [母集団のサイズ] オプション ([GRG Nonlinear] タブおよび [Evolutionary] タブ)。 |
22 | [ランダム シード] オプション ([GRG Nonlinear] タブおよび [Evolutionary] タブ)。 |
23 | True の 場合、 [マルチスタート を使用する] チェック ボックスがオンになっています。 False ( GRG 非線形タブ) がクリアされている場合。 |
24 | [ 変数の上下限を必須にする] チェック ボックスがオンの場合は True 、オフの場合は False ([GRG Nonlinear] タブおよび [Evolutionary] タブ)。 |
25 | [変異率] オプション ([Evolutionary] タブ)。 |
26 | [子問題の最大数] オプション ([すべての方法] タブ)。 |
27 | [最大実行可能解数] オプション ([すべての方法] タブ)。 |
28 | [整数制約条件を無視する] オプション ([すべての方法] タブ)。 |
29 | [改善が見られない最大時間] オプション ([Evolutionary] タブ)。 |
SheetName Optional Variant. The name of the sheet that contains the Solver model for which you want information. SheetName を省略すると、このシートはアクティブなシートと見なされます。
例
次の使用例は、シート 1 でソルバーを使っていない場合には、メッセージを表示します。
Worksheets("Sheet1").Activate
state = SolverGet(TypeNum:=1)
If IsError(State) Then
MsgBox "You have not used Solver on the active sheet"
End If
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