BoundColumn プロパティ

複数列の ComboBox または ListBox 内のデータのソース を識別します

構文

オブジェクトBoundColumn [= Variant ]

BoundColumn プロパティの構文には、次の指定項目があります。

パーツ 説明
object 必須です。 有効なオブジェクトです。
Variant オプション。 BoundColumn 値が選択される方法を示します。

Settings

Variant の設定は次のとおりです。

説明
0 コントロールに ListIndex プロパティの値を割り当てます。
1 以上 指定した列からコントロールに値を割り当てます。 このプロパティを使用するとき、列には、1 から番号が付けられます (既定)。

注釈

複数の列があるリスト ボックス ( ListBox) コントロールまたはコンボ ボックス ( ComboBox) コントロールでいずれかの行を選択すると、 BoundColumn プロパティに設定されている列の値が、コントロールの値として格納されます。 たとえば、1 つの行に 8 つの列があって、 BoundColumn プロパティに 3 が設定されている場合は、現在選択されている行の中から 3 番目の列の値がオブジェクトの値として格納されることになります。

BoundColumn プロパティと TextColumn プロパティを組み合わせて使うると、画面に表示する値とは異なる値をオブジェクトに格納できます。 TextColumn は、 ComboBox のテキスト ボックス部分に表示されるデータの列と 、Text プロパティに格納されている値を識別します。 BoundColumn は、コントロールに格納されている関連するデータ値の列を識別します。

また、どの列の値をコントロールに格納するかを指定するには、 BoundColumn プロパティを使用します。 たとえば、1 列目に祝祭日の名前を持ち、2 列目にその日付を持つ複数の列があるリスト ボックス ( ListBox) コントロールを作成するとします。 休日の日付を格納するには、2 番目の列を BoundColumn として指定します。 休日の日付を非表示にするには、2 番目の 列の ColumnWidths プロパティを 0 に設定します。

コントロールがデータ ソースバインドされている場合、BoundColumn に指定された列の値は、ControlSource プロパティで指定されたデータ ソースに保存されます。

ListIndex プロパティの値は、選択されている行の番号を示します。 たとえば、どの行が選択されているかを確認するときは、 BoundColumn プロパティに 0 を設定して、選択されている行の番号をコントロールの値として割り当てます。 参照しているリストの内容が変更されている可能性がある場合には、前回取得した値を参照せず、常に最新の値を取得します。

Column プロパティ、 List プロパティ、および ListIndex プロパティは、0 から番号を数える仕様になっています。 たとえば、先頭の項目 (列または行) は 0 で表し、2 番目の項目は 1 で表します。 つまり、 BoundColumn が 3 に設定されている場合は、Column(2) 式を使用してその列に格納されている値にアクセスできます。

関連項目

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