FV 関数

定額の支払いを定期的に行い、利率が一定であると仮定して投資の将来価値を指定する Double を返します。

構文

FV(rate, nper, pmt, [ pv, [ type ]])

FV 関数には、次の名前付き引数があります。

指定項目 説明
rate 必須です。 投資の利率を示す倍精度浮動小数点型 ( Double ) の値を指定します。 たとえば、年利 (APR) 10% の自動車ローンを利用して月払いで返済を行う場合、利率は 0.1/12 = 0.0083 になります。
nper 必須。 投資期間全体での支払回数の合計を示す整数型 ( Integer) の値を指定します。 たとえば、4 年間の自動車ローンを利用して月払いで返済を行う場合、このローンの支払回数の合計は 4 * 12 = 48 となります。
pmt 必須。 毎回の支払額を指定する Double。 通常、支払額には元金と利息が含まれます。投資期間内に支払額が変更されることはありません。
pv 省略可能。 現在価値、つまり将来行われる一連の支払を現時点で一括払いした場合の合計金額を示すバリアント型 ( Variant) の値を指定します。 たとえば、車を購入するためにお金を借りるときに、ローン金額は、毎月の車の支払いの貸し手に現在の値です。 省略すると、0 を指定したものと見なされます。
type 省略可能。 支払期日を示すバリアント型 ( Variant ) の値を指定します。 各期の期末に支払う場合は 0、各期の期首に支払う場合は 1 を指定します。 省略すると、0 と見なされます。

解説

投資とは、一連の定額の支払いを一定期間にわたって行うことです。 投資には、住宅ローンなどのローンや、毎月の貯蓄プランなどの出資があります。

rate 引数と nper引数は、同じ単位で表される支払期間を使用して計算する必要があります。 たとえば、rate を月単位で計算する場合は、nper も月単位で計算する必要があります。

すべての引数に関して、定額預金の支払いのような出金は負の数で表し、配当金のような入金は正の数で表します。

次の例では、FV 関数を使用して投資の将来価値を返します。利率 (APR / 12)、支払回数の合計 (TotPmts)、支払額 (Payment)、投資の現在価値 (PVal)、および支払が期首に行われるか期末に行われるかを示す数値 (PayType) を指定します。 Paymentは出金を表すので、負の値です。

Dim Fmt, Payment, APR, TotPmts, PayType, PVal, FVal
Const ENDPERIOD = 0, BEGINPERIOD = 1    ' When payments are made.
Fmt = "###,###,##0.00"    ' Define money format.
Payment = InputBox("How much do you plan to save each month?")
APR = InputBox("Enter the expected interest annual percentage rate.")
If APR > 1 Then APR = APR / 100    ' Ensure proper form.
TotPmts = InputBox("For how many months do you expect to save?")
PayType = MsgBox("Do you make payments at the end of month?", vbYesNo)
If PayType = vbNo Then PayType = BEGINPERIOD Else PayType = ENDPERIOD
PVal = InputBox("How much is in this savings account now?")
FVal = FV(APR / 12, TotPmts, -Payment, -PVal, PayType)
MsgBox "Your savings will be worth " & Format(FVal, Fmt) & "."

関連項目

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