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コレクションでのアイテムのフィルター

Microsoft Outlook オブジェクト モデルを使用して、フォルダー内のすべてのアイテムに関する情報を返します。 ただし、通常、このオブジェクト モデルを使用するのは、フォルダー内で特定のアイテムを検索したり、アイテムのサブセットを取得したりする場合です。 たとえば、次のような場合があります。

  • Access データベースを開発しているとします。 ユーザーが新しい連絡先レコードを入力するときに、同じ名前の連絡先が既に Outlook にあるかどうかを調べられるように、ボタンをクリックできるようにします。 また、一致する連絡先が見つかったら、その連絡先のすべてのフィールドを取得し、自動的に Access データベースのレコードに格納できるようにします。 このとき、ユーザーが Access フォームの姓フィールドと名フィールドに入力した場合、Outlook オブジェクト モデルの Items.Find メソッドを使えば、Outlook の氏名フィールドと一致するものを検索できます。 また、Outlook に同じ名前の追加の連絡先がないことを確認するには、 Items.FindNext メソッドを使って、同様の検索を行います。 アイテムのすべての組み込みプロパティの値を検索結果に含める必要がない場合は、検索パフォーマンスを向上させるために、Table オブジェクトの FindRow メソッドと Restrict メソッドを使用する必要があることに注意してください。 Outlook オブジェクト モデルを使ったアイテムの検索とフィルターの詳細については、「フォルダー内のアイテムの列挙、検索、フィルター」を参照してください。

  • ユーザーの予定表内の予定を自動的にスケジュールする Visual Basic プログラムを記述しているとします。 この操作を行うには、特定の日のユーザーの予定を取得する必要があります。 この場合、 Items.Restrict メソッドまたは Table.Restrict メソッドを使って、特定の日のすべての予定を取得します。

Items.FindItems.RestrictTable.FindRow 、および Table.Restrict メソッドは同様の検索とフィルター機能を実行しますが、 Items.Find は Microsoft Jet 構文のみをサポートするのに対して、他のメソッドは Jet 構文と DASL (DAV Searching and Locating) 構文の両方をサポートします。 これらの構文の詳細については、「アイテムをフィルターにかける」を参照してください。

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