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コレクションからオブジェクトを返す (Word)

コレクションから 1 つのオブジェクトを取得するには、 Item メソッドを使用します。 次の使用例は、Documents コレクション内のdocFirst最初のドキュメントを表す Document オブジェクトに変数を設定します。

Sub SetFirstDoc() 
    Dim docFirst As Document 
    Set docFirst = Documents.Item(1) 
End Sub

Item メソッドは、ほとんどのコレクションの既定のメソッドです。Item キーワードを省略してステートメントをより簡潔にすることができます。

Sub SetFirstDoc() 
    Dim docFirst As Document 
    Set docFirst = Documents(1) 
End Sub

名前付きオブジェクト

通常は Item メソッドに整数値を指定しますが、名前を指定する方が便利な場合もあります。 次の使用例は、Sales.doc という文書に切り替えます。

Sub ActivateDocument() 
    Documents("Sales.doc").Activate 
    MsgBox ActiveDocument.Name 
End Sub

次の使用例は、作業中の文書内の先頭のブックマークが付いている文字列を選択します。

Sub SelectBookmark() 
    ActiveDocument.Bookmarks(1).Select 
    MsgBox Selection.Text 
End Sub

コレクションによっては、インデックスに名前を指定できないものもあります。 コレクションの有効なインデックス値を確認するには、コレクション オブジェクトのトピックを参照してください。

定義済みのインデックス値

コレクションによっては、あらかじめ定義されているインデックス値を使用してオブジェクトを取得することができます。 定義済みのインデックス値は、それぞれ定数で表されます。 たとえば、Borders プロパティを使用して WdBorderType 定数を指定すると、1 つの Border オブジェクトが返されます。

次の使用例は、選択範囲の先頭の段落の下に、300 ポイントの罫線を追加します。

Sub AddBorderToFirstParagraphInSelection() 
    With Selection.Paragraphs(1).Borders(wdBorderBottom) 
        .LineStyle = wdLineStyleSingle 
        .LineWidth = wdLineWidth300pt 
        .Color = wdColorBlue 
    End With 
End Sub

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