既定の Outlook フォルダーを削除できません
元の KB 番号: 306253
概要
Outlook では、すべての既定のフォルダーを使用できる必要があります。そのため、Outlook では既定のフォルダーを削除できません。 Microsoft Exchange ユーティリティまたは古い Microsoft Exchange クライアント プログラムを使用して、これらのフォルダーを削除できます。ただし、Outlook は Outlook の起動時にこれらのフォルダーを再作成します。
詳細
管理者として、エンド ユーザーが Outlook モジュール (ジャーナル や Tasks フォルダーなど) のいずれかを使用しないようにする場合、フォルダーを削除してこの機能を削除することはできません。 ただし、Outlook 2000 以降では、ユーザーがフォルダーに切り替えないようにコンポーネント オブジェクト モデル (COM) アドインを作成できます。 イベントを実装し、ユーザーが FolderSwitch
特定のフォルダーに切り替えようとした場合にイベントを取り消すことができます。
注:
Outlook 97 と Outlook 98 は COM アドインをサポートしていません。そのため、Outlook 97 と Outlook 98 でこの機能を実装するカスタム ソリューションを作成することはできません。
サンプル プログラムは例示のみを目的として提供されており、商品性、特定目的に対する適合性その他について明示であると黙示であるとを問わず、マイクロソフトは一切保証をするものではありません。 サンプル プログラムの利用者には、使用するプログラミング言語、およびプロシージャの作成とデバッグに使用されるツールに精通しているユーザーを想定しています。 Microsoft Support 担当者は、サンプル プログラムを利用してある特定のプロシージャの機能を説明することがありますが、改変して機能を追加したり、ユーザーの要望に応じてプロシージャを作成したりすることはありません。
利用可能なサポート オプションの詳細と Microsoft への問い合わせ方法については、「Microsoft サポート」を参照してください。 次の Outlook Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) コードは、ユーザーがフォルダーに切り替えないようにする方法を示しています。 このコードを Outlook COM アドインとして実装して、コードを展開できるようにします。
Outlook VBA コードを次に示します。
Dim WithEvents oExp As Outlook.Explorer
Dim oJournalFolder As Outlook.MAPIFolder
Private Sub Application_Startup()
Set oExp = ActiveExplorer
Set oJournalFolder = Session.GetDefaultFolder(olFolderJournal)
End Sub
Private Sub Application_Quit()
Set oExp = Nothing
Set oJournalFolder = Nothing
End Sub
Private Sub oExp_BeforeFolderSwitch(ByVal NewFolder As Object, Cancel As Boolean)
If NewFolder = oJournalFolder Then
MsgBox "The Journal folder is disabled."
Cancel = True
End If
End Sub
ユーザーは引き続きアイテムをフォルダーに移動またはコピーできるため、無効にした ItemAdd
フォルダーにイベントを実装できます。 イベント ItemAdd
を使用すると、ユーザーに警告し、プログラムによって項目を別のフォルダーに移動できます。
フィードバック
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