モデル駆動型アプリにおけるグリッドおよびサブグリッド (クライアント API 参照)

モデル駆動型アプリでは、グリッドは表形式のデータを表します。グリッドは、フォーム全体にまたがることも、フォーム上のアイテムの 1 つになることもできます。後者は サブグリッド と呼ばれます。

グリッドの種類

モデル駆動型アプリのグリッドには 2 種類あります。

読み取り専用グリッド: 表形式でデータを表示します。読み取り専用のグリッドに表示されているデータを編集するには、グリッド内のレコードを選択してフォームを開き、データを編集してから保存する必要があります。
編集可能グリッド: 表形式でデータを表示するだけでなく、同じグリッド内でのデータのグループ化、並び替え、およびフィルタ処理の機能を含めた Web およびモバイルクライアントでの豊富なインライン編集機能を提供するので、レコードまたはビューを切り替える必要はありません。編集可能グリッドは、カスタムコントロールであり、Web クライアントおよびダッシュボードのフォームでのメイングリッドやサブグリッド、およびモバイルクライアントでのフォームグリッドでサポートされます。編集可能グリッドコントロールでは編集機能を提供しますが、読み取り専用グリッドメターデータおよびフィールドレベルのセキュリティ設定に従います。

グリッドコンテキストは、コードを実行する対象であるフォーム上のグリッドまたはサブグリッドのインスタンスです。 JavaScript コードを実行するグリッドコンテキストの取得の詳細については、クライアント API グリッドコンテキストを参照してください

Name	内容	次に適用可能
サブグリッド OnLoad イベント	サブグリッドが更新されるたびに発生します。これは、ユーザーが列見出しをクリックしてサブグリッド内の値を並べ替えるときに取り込まれます。	読み取り専用グリッド
グリッド OnChange	編集可能なグリッドのセルで値が変更されているとき、またはセルがフォーカスを失ったときに発生します	編集可能なグリッド
グリッド OnRecordSelect	単一の行 (レコード) が編集可能なグリッドで選択されている場合に発生します	編集可能なグリッド
グリッド OnSave	更新情報をサーバーに送信する前に、以下のいずれかが発生したときに発生します: レコードの選択で変更がある、ユーザーが編集可能なグリッドの保存ボタンを使用して、保存操作を明示的にトリガーする、または、保留中の変更がある間に編集可能なグリッドから、ユーザーが並べ替え、フィルター、グループ化、改ページ、ナビゲーション操作を適用する。	編集可能なグリッド

注意

OnChange、OnRecordSelect、OnSave の各イベントは、テーブルの編集可能グリッドや読み取り専用グリッドを有効にする際に使用するモデル駆動型アプリのページの イベント タブを使って登録できます。

次のオブジェクトを使用して、グリッドを操作します。これらのオブジェクトは、次の図に示すように階層を形成します。

グリッドで使用可能なオブジェクトの階層

名前	説明	以下に使用できます
GridControl	グリッドまたはサブグリッドコントロールを操作するためのメソッドを提供します。	読み取り専用および編集可能なグリッド
Grid	グリッドのデータに関する情報にアクセスするためのメソッドを提供します。	読み取り専用および編集可能なグリッド
GridRow	グリッドの行または選択した行を操作するためのメソッドを提供します。	読み取り専用および編集可能なグリッド
GridRowData	グリッドの行または選択した行を操作するためのメソッドを提供します。	読み取り専用および編集可能なグリッド
GridEntity	行内の特定のレコードに関するデータにアクセスするためのメソッドを提供します。	読み取り専用および編集可能なグリッド
GridAttribute	編集可能なグリッドのセルのデータにアクセスするためのメソッドを提供します。	編集可能なグリッド
GridCell	編集可能なグリッドの列に関連付けられているフォームのコントロールに関連するデータにアクセスするメソッドを提供します。	編集可能なグリッド
ViewSelector	サブグリッドコントロールのビューセレクターに関する情報を取得または設定するメソッドを提供します。	読み取り専用グリッド

注意

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