ポータルのサーバサイド キャッシュ

注意

2022 年 10 月 12 日より、Power Apps ポータルは Power Pages となります。 詳細: Microsoft Power Pages の一般提供が開始されました (ブログ)
Power Apps ポータルのドキュメントは、近日中に Power Pages ドキュメントに移行、統合されます。

ポータル管理者として、Microsoft Dataverse からの更新されたデータがポータルにすぐに反映されるよう、ポータル全体のサーバー側キャッシュをクリアできます。 Dataverse からの更新は非同期モードでポータルに伝えられるので、Dataverse で更新された時刻のデータおよびポータルで表示される更新されたデータの時刻との間に遅れがあるかもしれません。 この遅延—を排除するには、例えば、ポータルの構成—に影響を与える場合、ポータルがキャッシュを迅速に更新するよう強制することができます。

重要

サーバー側のキャッシュをクリアにする手順

サーバー側のキャッシュをクリアする:

  1. ポータルに管理者としてログインします。

  2. 次のような URL に移動ます: <portal_path>/_services/about

  3. キャッシュのクリア を選択します。

サーバー側のキャッシュが削除され、データが Dataverse から再度読み込まれます。

ポータルのキャッシュをクリアする。

容量ベースのライセンスを持つポータルでの構成テーブルのキャッシュ

キャパシティ ベース ポータルには、より多くのオプションがあります <portal_path>/_services/about:

キャパシティ ベースのライセンスでポータル キャッシュをクリアにする。

ポータル メタデータは、構成テーブルと呼ばれるテーブルに保存されます。 統一インターフェイス アプリケーションを使用して構成テーブルを変更した場合、構成のクリアを選択して構成キャッシュをクリアし、変更内容をポータルに反映させる必要があります。

構成をクリアすると更新される構成テーブルの一覧

ポータルのサーバー側構成キャッシュをクリアするには、以下の構成テーブルからデータを更新する必要があります。

adx_contentaccesslevel

adx_contentsnippet

adx_entityform

adx_entityformmetadata

adx_entitylist

adx_entitypermission

adx_entitypermission_webrole

adx_externalidentity

adx_pagealert

adx_pagenotification

adx_pagetag

adx_pagetag_webpage

adx_pagetemplate

adx_portallanguage

adx_publishingstate

adx_publishingstatetransitionrule

adx_publishingstatetransitionrule_webrole

adx_redirect

adx_setting

adx_shortcut

adx_sitemarker

adx_sitesetting

adx_urlhistory

adx_webfile

adx_webfilelog

adx_webform

adx_webformmetadata

adx_webformsession

adx_webformstep

adx_weblink

adx_weblinkset

adx_webnotificationentity

adx_webnotificationurl

adx_webpage

adx_webpage_tag

adx_webpageaccesscontrolrule

adx_webpageaccesscontrolrule_webrole

adx_webpagehistory

adx_webpagelog

adx_webrole_systemuser

adx_website

adx_website_list

adx_website_sponsor

adx_websiteaccess

adx_websiteaccess_webrole

adx_websitebinding

adx_websitelanguage

adx_webtemplate

バージョン 9.2.6.x またはそれ以降のポータルにおけるキャッシュの変更

Power Appsバージョン 9.2.6.x またはそれ以降のポータルでは、キャッシング機能が改善されており、以下のように整合性と信頼性が向上しています。

  • キャパシティ ベースのポータルとアドオン ポータルで同じキャッシュ機能を使用します。
  • 高負荷のアドオンポータルでは、パフォーマンスが向上し、データ キャッシュの更新における信頼性が向上します。

重要

  • この記事で紹介したキャッシュ更新 (Dataverse とポータル間のデータ転送) に伴う SLA への変更はありません。
  • ポータルを使用して行ったデータ変更は、 Dataverse とポータルに直ちに反映されます。
  • サーバー側のキャッシュ クリア機能についての変更はありません。 この機能を継続して使用し、陣俗なサーバーのキャッシュ クリアを行うことができます。

よく寄せられる質問

1. キャッシュの更新期間を 15 分よりも短い間隔に変更できますか?
いいえ。 キャッシュ更新の SLA は15分のままとなります。 Dataverse での変更は 15分以内にポータルに反映されます。

2. プラグインまたはワークフローを使用して他のテーブルのデータを更新しており、これらのデータの変更をポータルにすぐに反映する必要があります。
このような設定のアプローチは推奨されていません。 作成または更新アクションがトリガーされるプライマリ レコードを除き、Dataverse からポータルへのデータの即時反映は保証されていません。

3. キャパシティ ベースのポータルとアドオン ポータルのキャッシュに違いはありますか?
いいえ。

4. ポータルから Dataverse に変更が反映されるまでにどのくらいかかりますか?
更ちに更新されますが、この条件として更新処理がプライマリ レコードを変更対象とするものに限られます。プラグインやワークフローを使用した間接的なデータ変更の場合はこの条件から除外されます。

次の手順

ポータルから Microsoft Dataverse に接続する方法を理解する

関連項目

ポータル スタジオを使用してポータルをビルドする

注意

ドキュメントの言語設定についてお聞かせください。 簡単な調査を行います。 (この調査は英語です)

この調査には約 7 分かかります。 個人データは収集されません (プライバシー ステートメント)。