Teams 用 Power BI アプリで Teams の利用状況を分析する
この記事では、Microsoft Teams の Power BI アプリを利用し、Teams アクティビティを分析する Power BI レポートを自動生成する方法について説明します。
自分の Teams アクティビティに関するこのレポートは、それを共有するように選択しない限り、自分だけが表示できます。 Microsoft Teams には、Teams 管理者向けの概要レポートも用意されています。 それにより管理者は、各チームのアクティブなユーザーとチャネル、ゲスト、メッセージの数など、Teams の利用状況の概要を把握できます。
必要条件
Microsoft Teams で Teams アクティビティ分析を表示するには、次の要素を確認します。
- Power BI サービスにサインインし、自分の Power BI ライセンスをアクティブ化する。
- Microsoft Fabric (無料) ライセンスを持つユーザーは、Teams のアクティビティ分析レポートを使用できます。
- Teams 用 Power BI アプリをインストールする。
Teams 分析レポートを作成する
Teams で Power BI を起動します。 [作成] を選択し、[Teams データの分析] を選択します。
Power BI でレポートが自動的に作成されて Power BI Teams アプリに表示され、マイ ワークスペースに保存されます。 レポートはご自身のものです。 それは他のレポートと同様に Teams または Power BI サービスで表示できます。 編集やコピーの保存のほか、.pbix ファイルをダウンロードして Power BI Desktop で編集することができます。
Teams アクティビティ レポートのページ
Teams アクティビティ分析レポートには、Teams アクティビティの異なる側面を示す 3 つのページが用意されています。
マイ アクティビティ ページ
[マイ アクティビティ] ページには、Teams での最近のアクティビティの概要が表示されます。 既定の期間は過去 31 日間ですが、代わりに 7 日間、14 日間、90 日間を表示するように変更できます。
ユーザー アクティビティ レポートのフィールドの定義を確認するには、「Microsoft Teams ユーザー アクティビティ レポート」の記事を参照してください。
チーム アクティビティ ページ
[チーム アクティビティ] ページには、自分がメンバーになっているすべてのチームが一覧表示され、それぞれでのアクティビティ (たとえば、投稿と返信、アクティブなユーザー、ゲストなど) が一覧表示されます。
チーム アクティビティの詳細ページ
[チーム アクティビティの詳細] ページで、自分がメンバーになっている Teams チームのどれかを選択してドリルインすると、それの過去 90 日間のアクティビティが表示されます。 このページには、スマート説明のビジュアルが用意されています。 それにより、アクティビティの概要 (注意が必要なアクティビティへの注意を促すテキストの説明) が自動的に生成されます。
Teams アクティビティ レポートを表示する
Teams アクティビティ分析レポートを初めて作成した後、そのレポートに戻ることができます。 それは、Teams または Power BI サービスで Power BI アプリの [ホーム] タブにある [最近使用] の一覧に表示されます。
データを更新する
データを更新するには、Teams で Power BI の [最新の情報に更新] アイコンを選択します。
Teams に表示されるのは利用できる最新のデータです。 リアルタイムのフィードではありません。 表示されるのはデータのスナップショットであり、通常は 1 日前から 2 日前のものです。
Microsoft Teams での最近のアクティビティが、Teams によって提供されるレポートに利用できるようになるまで、通常は 1 日か 2 日かかります。 Power BI で作成されるレポートは、Teams からのアクティビティ データを更新して、このデータのスナップショットを 1 日に 1 回プルするよう自動的に設定されます。