証明書によって、オンライン データ ソースへの接続のセキュリティが確保されます。 接続する前に、証明書が失効しているかどうかを確認できます。 Power BI では、証明書の確認を有効または無効にする次の 2 つの方法を提供しています。
- Power BI Desktop の [オプション] の使用。
- レジストリの編集。
失効確認のオプション
どちらの方法にも、可能性のある設定として次の 3 つがあります。
- 包括的な確認: 失効している証明書と、失効情報のない証明書を拒否します。
- 基本的な確認: 失効している証明書のみを拒否します。 失効情報のない証明書は許可されます。 これは、企業のプロキシ サービスを使用している一部の組織にとって重要です。
- [なし] または [無効]: Power BI では失効情報を確認しません。 有効な証明書はすべて許可されます。
証明書の失効情報の状態 | 包括的な確認 | 基本的な確認 | なし/無効 |
---|---|---|---|
取り消し | |||
Unknown | |||
失効していない |
Power BI Desktop の場合
Power BI Desktop のユーザー インターフェイスで、確認を有効または無効にすることができます。 [ファイル] メニュー >[オプションと設定]>[オプション] で、[セキュリティ] を選択してから、次の 3 つのオプションのいずれかを選択します。
- 包括的な確認
- 基本的な確認
- なし
[基本的な確認] が既定の選択です。
レジストリの設定の場合
証明書失効の確認は、DWORD レジストリ値 DisableCertificateRevocationCheck
を設定して制御することもできます。 また、管理者はこの方法を使用して、組織全体の設定を制御することもできます。
- Basic
- [無効] は、Power BI Desktop での [なし] と同じです。
- 包括的
Power BI Desktop のレジストリ キーで DWORD レジストリ値 DisableCertificateRevocationCheck
を設定します。 キーは、ご利用のオペレーティング システムに基づき、次のいずれかのフォルダーに入っています。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Microsoft Power BI Desktop
または:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft Power BI Desktop
レジストリ値を次のいずれかの値に設定します。
値 | モード | 構成 |
---|---|---|
0 | Basic | 失効状態が不明な証明書が受け入れられます。 Power BI Desktop での [基本的な確認] に相当します。 |
1 | 無効 | すべての失効確認が無視されます。 Power BI Desktop での [なし] に相当します。 |
2 | 包括的 | 証明書を失効させないことが必要となります。 失効状態が不明な証明書は受け入れられません。 Power BI Desktop での [包括的な確認] に相当します。 |