Power BI レポートでテーブルまたはマトリックスにスパークラインを作成する (プレビュー)

適用対象: Power BI Desktop Power BI サービス

テーブルまたはマトリックスに意味を持たせるには、"スパークライン" を追加することをお勧めします。 スパークラインは、テーブルやマトリックスのセル内に表示される小さなグラフであり、傾向をすばやく確認したり比較したりするのに便利です。 スパークラインは現在プレビュー段階です。 季節的な増減や景気サイクルなど、一連の値の傾向を示したり、最大値や最小値を強調したりする場合に使います。

Screenshot of Sparklines in a matrix.

スパークラインのプレビューを有効にする

スパークラインは既定で有効になっています。 スパークラインを追加するオプションが表示されない場合は、次の方法で機能を有効にします。

  • Power BI Desktop で、[ファイル]>[オプションと設定]>[オプション]>[プレビュー機能] に移動し、[スパークライン] を選択します。

ビデオ

スパークラインを追加する方法を説明したビデオを見て、実際に試してみてください。

注意

このビデオでは、以前のバージョンの Power BI Desktop または Power BI サービスが使用されている可能性があります。

スパークラインを追加する

プレビュー機能を有効にすると、テーブルとマトリックスの両方の視覚エフェクトにスパークラインを追加できます。

  1. テーブルまたはマトリックスを作成します。

  2. 数値フィールドの横にあるドロップダウン矢印を選び、[スパークラインの追加] を選びます。

    Screenshot of Add a sparkline.

  3. ダイアログ ボックスで、スパークラインの詳細を構成します。 [Y 軸] には、開始した数値フィールドがあらかじめ設定されています。 必要に応じて、フィールドと [概要] の種類の両方を変更できます。 また、スパークラインの [X 軸] として使用するフィールド ("日付" フィールドなど) を選択する必要があります。

    Screenshot of Complete the Sparkline dialog box.

    Power BI Desktop での自動の "日付" フィールドと "時刻" フィールドの操作の詳細をご覧ください。

  4. [作成] を選択します スパークラインは自動的に新しい列としてテーブルやマトリックスに追加されます。

    Screenshot of the sparkline is added to your table.

スパークラインを編集する

次はスパークラインのプロパティを編集できます。

  1. スパークラインの隣にあるドロップダウン矢印を選び、[スパークラインの編集] を選びます。

    Screenshot of select Edit sparkline.

  2. [書式] ペイン内の [スパークライン] カードで、スパークラインの線とマーカーの書式を変更します。 線の色と幅を変更し、値型 (最高、最初、最後など) に応じてマーカーを追加し、マーカーのサイズ、色、形を変更します。

    Screenshot of format the sparkline.

  3. また、グラフの種類を折れ線グラフから縦棒グラフに変更する場合も [書式] ペインを使います。

    Screenshot of change from line to column chart.

考慮事項と制限事項

  • Power BI は、1 つの視覚エフェクトにつき最大 5 本のスパークラインをサポートしており、スパークラインごとに最大 52 ポイントが表示されます。
  • また、パフォーマンス上の理由から、スパークラインが有効な場合、マトリックスの最大列数も 20 個に制限されます。
  • スパークラインは、Azure Analysis Services 上ではサポートされていますが、オンプレミスの SQL Server Analysis Services では現在サポートされていません。
  • スパークラインを使用した視覚化のダッシュボードへのピン留めはサポートされていません。

他にわからないことがある場合は、 Power BI コミュニティを利用してください