適用対象: Power BI Desktop
Power BI サービス
このチュートリアルでは、組み込みの Power BI サンプル セマンティック モデルから始めて、分解ツリーを含むレポートを作成します。 分解ツリーは、探索と根本原因分析を行うための対話型ビジュアルです。
分解ツリーは、人工知能 (AI) の視覚化でもあります。 特定の条件に基づいてドリルダウンする次のカテゴリ (ディメンション) を検索するように依頼できます。 詳細については、Power BI で分解ツリー ビジュアルを作成して表示するに関する記事をご覧ください。
注
同様の手順に従って、Power BI サービスで分解ツリーを作成することもできます。 わかりやすくするために、このチュートリアルの残りの部分では、Power BI Desktop のプロセスを示します。
このチュートリアルでは、次の操作方法について説明します。
- 小売りの分析のサンプルをダウンロードし、Power BI Desktop で開きます。
- 分解ツリーを作成する。
- 編集モードの分解ツリーで、データに関する根本原因分析を編集モードで行う。
- レポートを保存し、読み取りビューで根本原因分析を続行する。
このチュートリアルとそのシナリオの組み込みサンプルを理解したい場合は、「 Power BI の小売りの分析のサンプル: 開始する前にツアーを実行する」を参照してください。
前提条件
ヒント
Power BI Desktop 内でサンプルを調べるために Power BI ライセンスは不要です。
- Power BI の .pbix ファイルを開くには、Power BI Desktop を入手する必要があります。 ダウンロードは無料です。
- 小売りの分析のサンプル .pbix ファイルをダウンロードする必要があります。
Power BI Desktop でサンプルを開く
小売りの 分析のサンプル .pbix ファイルをダウンロードします。
Power BI Desktop で小売りの分析サンプルを開きます。 レポートビューでレポートが開きます。
分解ツリーを作成する
これで、分解ツリーを作成してサンプル データを分析できるようになりました。
[視覚化] ウィンドウ の [ ビルド ビジュアル] で、[ 分解ツリー ] アイコンを選択します。
分解ツリーの幅を広げることができます。 フォーカス モード アイコンを選択するか、ページの大部分が視覚エフェクトで塗りつぶされるようにエッジをドラッグします。 この例では、フォーカス モードになっています。
[ 売上]>[この年の売上 ] を展開し、[ 値] を選択します。 Power BI は、対応する値を [分析 ] ボックスに追加します。
分解ツリーは、1 つの値を多数のカテゴリ (ディメンション) で分析します。
次に、[ 説明 ] ボックスに追加する各ディメンション フィールドを選択します。 次のフィールドを選択しましょう。
- 地区>DM (地区マネージャー)
- Item>カテゴリ
- Item>FamilyNane (ファミリ名)
- Item>セグメント
- ストア>チェーン
- ストア>郵便番号
- ストア>ストアの種類
- ストア>領土
必要なだけ任意の順序で追加します。 分解ツリー内では、使用するかしないかを含めて、どの順序でも使用できます。
分解ツリーで分析する
次は分析の段階です。
[This Year Sales](今年の売上) の横にあるプラス記号を選択し、[High value](高値) を選択します。
つまり、Power BI は人工知能を使って [説明] ボックス内のさまざまなカテゴリをすべて分析し、1 つを選択してドリルダウンし、分析対象のメジャーの最高値を取得します。
Power BI によって [Store type](店舗の種類) が選択されます。
[同じストア] の横にあるプラス記号 (+) を選択し、[高い値] を選択します。 次のような分解ツリーが作成されるまで、上部のノードから 高い値 を選択し続けます。
同一店舗>チェーン>地域>DM>カテゴリー を選択しました。 または、他の値を自分で選択し、最終的な内容を確認します。
ディメンションを削除するには、対応する見出しの横にある X を選択します。
[共有]>を選択して、レポートを保存するか、コピーリンク>を選択してください。
これで、レポートを表示するすべてのユーザーが、最初の 今年の売上 から開始し、従う独自のパスを選択して、分解ツリーを操作できます。
Power BI の分解ツリービジュアルを作成および表示する方法については、「分解ツリーを作成して表示する」をご覧ください。そのほかに分解ツリーで実行できる操作を学びましょう。
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他にわからないことがある場合は、 Power BI コミュニティを利用してください。