適用対象:Power BI レポート ビルダー Power BI サービス
Power BI Desktop
タイムアウト エラーの大半は、クエリ処理中に発生します。 タイムアウト エラーが発生する場合、データセット クエリ タイムアウト値を増やしてみてください。
レポートのデータセットにクエリ タイムアウトを設定する
クエリ タイムアウト値は、レポートの作成中、埋め込みデータセットを定義するときに指定します。 タイムアウト値は、レポート定義の Timeout 要素の中にレポートと一緒に格納されます。 既定では、この値は 0 秒に設定されているため、無限タイムアウトになります。
パブリッシュ済みレポートのプロパティを変更する権限を持っているユーザーは、レポート定義ファイルを編集することでこの値を再設定できます。 ここで指定した値によって、レポートのデータ ソースからデータを取得する際に、クエリ処理が完了するまで Power BI サービスが待機する時間が決定されます。
考慮事項と制限事項
- Power BI オンプレミス データ ゲートウェイのクエリ タイムアウトは 600 秒です。 ページ分割されたレポートのデータセット クエリが 0 秒に設定されている場合、ゲートウェイ タイムアウトはオーバーライドされません。 レポートは失敗し、"ページ分割されたレポートを表示できません。与えられた時間内ではこのレポートのデータを取得できませんでした。このエラーが解消されない場合、レポートの作成者かデータ ソースの所有者にタイムアウト値の増加を依頼してください" というエラーが表示されます。 ゲートウェイ タイムアウトをオーバーライドするには、データセット クエリのタイムアウトを 600 秒以上に設定します。
- 指定できるタイムアウト最大値は 2147483646 です。 ただし、データセット クエリのタイムアウトをこのように長く設定すると、ページ分割されたレポートの外でタイムアウトが発生する可能性があります。
- レポートは 12 時間後に中止され、エラー メッセージが表示されます。 [Power BI のサイズの大きなページ分割されたレポートを処理する] が推奨されています。