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Web サイト構成の移行

Power Pagesポータル開発には、ポータル エンド ユーザーのための望ましいエクスペリエンスを実現するための、複数の構成およびカスタマイズが含まれます。

Web サイト インスタンスの開発または構成が完了した後、最新の Web サイト構成を、開発環境からテスト環境または運用環境へ移行する場合があります。

移行には、ソースの Microsoft Dataverse 環境からの既存の構成のエクスポートし、その後対象 Dataverse 環境へのそのデータをインポートすることが含まれています。

ターゲット環境を準備する

標準データ モデルを使用している場合は、ターゲット環境を準備する必要があります。 拡張データ モデル を使用する環境では、これらの手順は必要なく、Web サイトの構成を転送するに進むことができます。

注意

  • ターゲット環境の準備は 1 回限りのプロセスです。 マネージド Power Pages ソリューションを Dataverse にインストールして、Power Pages Web アプリケーションを構成するには、新しい Web サイトをプロビジョニングする必要があります。 このプロセスでは、既定の Web サイト メタデータもインストールされます。これは、ソース環境の Web サイト メタデータに置き換えられます。
  • ターゲット環境の最大添付ファイルサイズが、ソース環境と同等以上のサイズに設定されていることを確認してください。
  • ファイルの最大サイズは、環境システム設定ダイアログ ボックスのシステム設定メールタブ最大ファイルサイズの設定により決定されます。
  • 開発者、試用版、および運用 Web サイト と、開発者、試用版、サンドボックス、および運用 環境 の違いに注意してください。
  • 試用版、開発者、運用 Web サイトを、同じ環境または別の環境にある別の試用版、開発者、運用 Web サイトに 移行 できます。 運用 Web サイト は、サンドボックスや運用 環境 でプロビジョニングする必要があります。
  1. ターゲット環境で新しい web サイトを プロビジョニングします。 ソース環境でプロビジョニングしたものと同じ Web サイト テンプレート を使用します。 たとえば、ソース環境で Dynamics 365 カスタマー セルフサービス テンプレートをプロビジョニングした場合、ターゲット環境の Dynamics 365 カスタマー セルフサービス テンプレートをプロビジョニングします。

  2. ターゲット環境で、ポータル管理アプリを使用して、新しく作成された Web サイト レコードを削除します。 これにより、既定の web サイト構成データがターゲット環境から削除されます。

    Web サイト レコードを削除する

  3. Power Apps の ターゲット 環境で、ポータル アプリを削除します。 これにより、既定のサイトをレンダリングするように現在構成されている web サイトが削除されます。

    注意

    ポータル管理アプリは削除しないでください!

    ポータル アプリを削除します。

Web サイト構成をターゲット環境に転送する

Power Platform CLI または構成移行ツールか ソリューションを使用して、ソース環境からサイト メタデータを転送 します。

ターゲット環境でのサイトの再アクティブ化

Web サイトがターゲット環境に移行したら、Web サイトを再アクティブ化する必要があります。

  1. ターゲット環境の Power Pages ホーム画面で 非アクティブなサイト を選択すると、環境に移行した Web サイトが表示されます。

  2. 再度有効にする を選択します。

    Web サイトを再度有効にします。

  3. 再度有効化された Web サイト の名前と Web アドレスの作成 を指定するか、既定値のままにすることができます。

  4. 完了を選択します。

  5. ソース環境からの web サイトの更新は、この新しいターゲット環境に反映される必要があります。 今後は、web サイト構成データを転送することで、ソース環境からターゲット環境に構成を転送できるようになるはずです。

注意

Power Pages ホームページの 非アクティブなサイト に表示されている Web サイトは、ポータル管理アプリアクティブな Web サイト リストに表示されます。

web サイト メタデータを転送する

Web サイトが 拡張データ モデル を使用して構成されている場合は、Power Platform ソリューションを使用して Web サイト構成を移行できます。 詳細については、Power Pages のあるソリューションを使用する にアクセスしてください。

注意

ターゲット環境でも 拡張データ モデル が有効になっていることを確認してください。

移行したデータを使用して新しい web サイトを作成する

移行プロセスが既存の web サイトを更新している場合、更新はターゲット環境に表示されます。

新しい Web サイトを移行する場合、移行された Web サイトは Power Pages ホームページの 非アクティブなサイト に表示されます。

  1. ターゲット環境の Power Pages ホーム画面で 非アクティブなサイト を選択すると、環境に移行した Web サイトが表示されます。

  2. 再度有効にする を選択します。

    Web サイトを再度有効にします。

  3. 再度有効化された Web サイト の名前と Web アドレスの作成 を指定するか、既定値のままにすることができます。

  4. 完了を選択します。

テナントからテナントへの移行

PowerPages は、テナントからテナントへの移行をサポートしていません。 web サイトをあるテナントから別のテナントに移行するには、次の手順に従う必要があります:

  1. ソース テナントのポータルを リセット します。

  2. 環境で新しい web サイトを プロビジョニングします。

  3. 前にこの記事で説明した ステップ を使用して、web サイトの構成とカスタマイズを移行します。

参照