Microsoft Power Platform でのアプリケーション ライフサイクル管理サービスの概要

このセクションの記事は、Power Apps、Power Automate、Power Pages、Microsoft Copilot Studio、Microsoft Dataverse を使用してアプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) を実装する方法について説明します。

ALM とは

ALM は、ガバナンス、開発、メンテナンスを含む、アプリケーションのライフサイクル管理です。 さらに、要件管理、ソフトウェア アーキテクチャ、開発、テスト、メンテナンス、変更管理、サポート、継続的インテグレーション、プロジェクト管理、展開、リリース管理、およびガバナンスの分野が含まれます。 ALM ツールは、ソフトウェア開発チームとテストや操作などの関連部署との間の通信とコラボレーションのための標準化されたシステムを提供します。 これらのツールは、ソフトウェアの開発と配布のプロセスを自動化することもできます。 その目的で、ALM はプロセスのすべての側面に関係する分野を組み合わせて、予測可能および反復可能なソフトウェアの配布を通じて効率を向上させるという目標を達成します。

ALM の主要な領域

  1. ガバナンス には、要件管理、リソース管理、データセキュリティ、ユーザーアクセス、変更の追跡、レビュー、監査、展開制御、ロールバックなどのシステム管理が含まれます。

  2. アプリケーション開発 には、現在の問題の特定、アプリケーションとその継続的な改善の計画、設計、構築、テストが含まれます。 この領域には、従来の開発者およびアプリ開発者ロールが含まれます。

  3. メンテナンス には、アプリの展開と、オプションおよび依存する技術のメンテナンスが含まれます。

アプリケーション ライフサイクル は、計画と追跡、開発、構築とテスト、展開、運用、監視、および検出からの学習という、これらの領域を含む周期的なソフトウェア開発プロセスです。

アプリケーション ライフサイクル。

Power Apps、Power Automate、Microsoft Copilot Studio、および Dataverse の ALM

Microsoft Power Platform の Dataverse は、ビジネス アプリケーションで使用されるデータとプロセスを、安全に格納し、管理できます。 ALM を管理するために利用できる Power Platform 機能とツールを使用するには、ALM に参加するすべての環境は、Dataverse データベースを含んでいる必要があります。

次の概念は、Microsoft Power Platform を使用した ALM を理解するために重要です。

  • ソリューション は ALM を実装するためのメカニズムです; それらを使用して、エクスポートおよびインポートを通じてコンポーネントを環境全体に配布します。 コンポーネントは、アプリケーションで使用されているアーティファクトとカスタマイズできる可能性のあるものを示します。 ソリューションに含めることができるものはすべて、テーブル、列、キャンバス、モデル駆動型アプリ、Power Automate フロー、チャットボット、チャート、およびプラグインのようなコンポーネントです。

  • Dataverse は、ソリューションや製品内展開 パイプライン を含む、すべてのアーティファクトを保存します

  • ソース管理 はコンポーネントの保存と共同作業の真の信頼できるソースである必要があります。

  • ビルド、テスト、および展開のパイプラインを自動化できる Azure DevOps のような、継続的インテグレーションおよび継続的デリバリー (CI/CD) プラットフォーム。 製品内 パイプライン でも使用可能です。

ALM と Azure DevOps テクノロジー ユーザーとプロセスの組み合わせ、チームが顧客に継続的に価値を提供を有効にする方法の詳細については、Azure の DevOps ツール を参照してください。

参照