Date、DateTime、Time 関数

適用先 : キャンバス アプリ デスクトップ フロー モデル駆動型アプリ Power Platform CLI

日付と時間のコンポーネントを日付/時刻値に変換します。

Description

Date 関数は、個々の年、月、および日の値を日付/時刻値に変換します。 時刻部分は、午前 0 時です。

  • 年が 0 と 1899 (を含む) の間の場合は、関数はその値を 1900 に加算して年を計算します。 701970 になります。
  • 月が 1 未満または 12 を超える場合、結果は指定された年の始めからその月数を減算または加算します。
  • 指定された月の日数より日が大きい場合、関数はその日数を月の最初の日に加算し、その後の月から対応する日付を返します。 日が 1 未満の場合、関数は指定された月の最初の日から、その日数に 1 を加えた日数を減算します。

Time 機能は、個々の時、分、秒、そしてオプションでミリ秒の値を Date/Time 値に変換します。 結果には、関連付けられている日付がありません。

DateTime 関数は、Date 関数と Time 関数を 1 つの関数に統合したもので、日付と時刻の両方の引数を取り、日付と時刻の両方の要素を持つ Date/Time 値を返します。

文字列を値に変換する方法に関する詳細については、DateValueTimeValue、および DateTimeValue 関数を参照してください。

詳細については、日付および時間の操作 も参照してください。

構文

Date( Year, Month, Day )

  • Year - 必須。 1899 より大きい数値は、絶対値として解釈されます (1980 は 1980 として解釈されます)。0 から 1899 の範囲の数値は、1900 に対する相対値として解釈されます。 (たとえば、80 は 1980 として解釈されます。)
  • Month - 必須。 1 から 12 の範囲の数値。
  • Day - 必須。 1 から 31 の範囲の数値。

Time( HourMinuteSecondMilliseconds)

  • Hour - 必須。 通常 0 (午前 12 時) から 23 (午後 11 時) の範囲。
  • Minute - 必須。 分の数です。通常は 0 から 59 の範囲です。
  • Second - 必須。 秒の数です。通常は 0 から 59 の範囲です。
  • ミリ秒 - オプションです。 ミリ秒の数です。通常は 0 から 999 の範囲です。

DateTime(YearMonthDayHourMinuteSecondMilliseconds)

  • Year - 必須。 1899 より大きい数値は、絶対値として解釈されます (1980 は 1980 として解釈されます)。0 から 1899 の範囲の数値は、1900 に対する相対値として解釈されます。 (たとえば、80 は 1980 として解釈されます。)
  • Month - 必須。 1 から 12 の範囲の数値。
  • Day - 必須。 1 から 31 の範囲の数値。
  • Hour - 必須。 通常 0 (午前 12 時) から 23 (午後 11 時) の範囲
  • Minute - 必須。 分の数です。通常は 0 から 59 の範囲です。
  • Second - 必須。 秒の数です。通常は 0 から 59 の範囲です。
  • ミリ秒 - オプションです。 ミリ秒の数です。通常は 0 から 999 の範囲です。

使用例

ユーザーが入力した場合

  • HireYear という名前のテキスト入力コントロールの 1979
  • HireMonth という名前のテキスト入力コントロールの 3
  • HireDay という名前のテキスト入力コントロールの 17

この式は 3/17/1979 を返します:

Date( Value(HireYear.Text), Value(HireMonth.Text), Value(HireDay.Text) )

時間

ユーザーが入力した場合

  • BirthHour という名前のテキスト入力コントロールの 14
  • BirthMinute という名前のテキスト入力コントロールの 50
  • BirthSecond という名前のテキスト入力コントロールの 24

この式は 02:50:24 P を返します:

Text( 
    Time(Value(BirthHour.Text), Value(BirthMinute.Text), Value(BirthSecond.Text)), 
    "hh:mm:ss A/P" 
)

DateTime

ユーザーが入力した場合

  • EclipseYear という名前のテキスト入力コントロールの 2023
  • EclipseMonth という名前のテキスト入力コントロールの 10
  • EclipseDate という名前のテキスト入力コントロールの 28
  • EclipseHour という名前のテキスト入力コントロールの 13
  • EclipseMinute という名前のテキスト入力コントロールの 14
  • EclipseSecond という名前のテキスト入力コントロールの 5
  • EclipseMillisecond という名前のテキスト入力コントロールの 231

この式は 10/28/23 01:14:05.231 PM を返します:

Text(
    DateTime(Value(EclipseYear.Text), Value(EclipseMonth.Text), Value(EclipseDate.Text), 
        Value(EclipseHour.Text), Value(EclipseMinute.Text), 
        Value(EclipseSecond.Text), Value(EclipseSecond.Millisecond)
    ), 
    "yy/mm/dd hh:mm:ss.000 AM/PM"
)