分析データフローは、分析用に最適化されたストレージ タイプ (Azure Data Lake Storage) にデータを読み込みます。 Microsoft Power Platform 環境と Power BI ワークスペースは、それらの製品ライセンスにバンドルされた、マネージド型の分析ストレージの場所をお客様に提供します。 さらに、お客様は組織の Azure Data Lake ストレージ アカウントをデータフローの送信先としてリンクできます。
分析データフローでは、追加の分析機能を使用できます。 たとえば、Power BI の AI 機能との統合や、後で説明する計算されたテーブルの使用などです。
Power BI で分析データフローを作成できます。 既定では、データは Power BI のマネージド ストレージに読み込まれます。 ただし、組織の Azure Data Lake Storage にデータを格納するように Power BI を構成することもできます。
Power Apps と Dynamics 365 顧客分析情報ポータルで分析データフローを作成することもできます。 Power Apps ポータルでデータフローを作成する場合、Dataverse で管理された分析ストレージか組織の Azure Data Lake Storage アカウントのいずれかを選択できます。
AI 統合
場合によっては、要件に応じて、データフローを通じて AI および機械学習の機能をデータに適用することが必要になることがあります。 これらの機能は Power BI データフローで使用でき、Premium ワークスペースが必要です。
データフローの構築計画で、複数のプラットフォーム (Power BI だけでなく、その他の Microsoft Power Platform サービスや Dynamics 365 など) に格納されたデータを使用しようとしている場合、標準データフローが最適な選択肢です。 標準データフローでは Dataverse にデータを格納し、他の多くのプラットフォームやサービスを通じてアクセスできます。
大規模なデータ テーブルでの大量のデータ変換 - 分析データフロー
分析データフローは、大量のデータを処理するための優れたオプションです。 また、分析データフローによって、変換の背後での計算の能力も向上します。 Azure Data Lake Storage にデータを格納することで、変換先への書き込み速度が向上します。 大量のデータに対する読み取り/書き込みトランザクションの場合、Dataverse (データを格納する時点で確認するルールが多数存在することがある) と比較して、Azure Data Lake Storage の方が高速です。
AI 機能 - 分析データフロー
データ変換ステージで AI 機能を使用する予定がある場合は、分析データフローを使用すると便利です。この種類のデータフローでサポートされているすべての AI 機能を使用できます。