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Excel.Workbook

構文

Excel.Workbook(
    workbook as binary,
    optional useHeaders as any,
    optional delayTypes as nullable logical
) as table

バージョン情報

Excel ブックの内容を返します。

  • useHeaders は null、返される各テーブルの最初の行をヘッダーとして扱うか、オプション レコードとして扱うかを示す論理 (true/false) 値です。 既定値: false。
  • delayTypes は null または論理 (true/false) 値で、返される各テーブルの列を型指定されていない状態にするかどうかを示します。 既定値: false。

useHeadersにレコードが指定されている場合 (delayTypesが null の場合)、次のレコード フィールドを指定できます。

  • UseHeaders: 返される各テーブルの最初の行をヘッダーとして扱う必要があるかどうかを示す null 値または論理値 (true/false) を指定できます。 既定値: false。
  • DelayTypes: 返される各テーブルの列を型指定しないかどうかを示す null 値または論理値 (true/false) を指定できます。 既定値: false。
  • InferSheetDimensions: ファイルからディメンション メタデータを読み取るのではなく、ワークシート自体を読み取ってデータを含むワークシートの領域を推論するかどうかを示す null 値または論理値 (true/false) を指定できます。 これは、ディメンションのメタデータが正しくない場合に役立ちます。 このオプションは、従来の Excel ファイルではなく、Open XML Excel ファイルでのみサポートされることに注意してください。 既定値: false。

useHeaders パラメーターまたは UseHeaders レコード フィールドは、現在のカルチャを使用して数値と日付をテキストに変換するため、オペレーティング システムカルチャが異なる環境で実行すると動作が異なります。 代わりに Table.PromoteHeaders を使用することをお勧めします。 たとえば、 Excel.Workbook(File.Contents("C:\myfile.xlsx", true, true))Excel.Workbook(File.Contents("C:\myfile.xlsx", [UseHeaders = true], null))を使用する代わりに、代わりに Table.PromoteHeaders(Excel.Workbook(File.Contents("C:\myfile.xlsx", null, true), [PromoteAllScalars = true])) を使用します。

例 1

Excel ブックから Sheet1 の内容を返します。

使用方法

Excel.Workbook(File.Contents("C:\Book1.xlsx"), null, true){[Item="Sheet1"]}[Data]

アウトプット

Table.FromRecords({
    [Column1 = "ID", Column2 = "Name", Column3 = "Phone"],
    [Column1 = 1, Column2 = "Bob", Column3 = "123-4567"],
    [Column1 = 3, Column2 = "Pam", Column3 = "543-7890"],
    [Column1 = 2, Column2 = "Jim", Column3 = "987-6543"]
})