Web.BrowserContents

構文

Web.BrowserContents(url as text, optional options as nullable record) as text

バージョン情報

指定された url に関して、Web ブラウザーで表示されるとおりの HTML を返します。 省略可能なレコード パラメーター options を指定すると、追加のプロパティを指定できます。 レコードには、次のフィールドを含めることができます。

  • ApiKeyName:ターゲット サイトが API キーに対応している場合、このパラメーターを使用すると、URL で使用する必要があるキー パラメーターの名前 (値ではない) を指定できます。 実際のキー値は、資格情報で指定されます。
  • WaitFor:ページの読み込みの待機 (必ず生じます) に加えて、HTML をダウンロードする前に待機する条件を指定します。 Timeout および Selector のフィールド (あるいはその一方) を含むレコードとすることができます。 Timeout のみを指定すると、関数は、HTML をダウンロードする前に、指定の時間待機します。 Selector と Timeout の両方を指定した場合、ページに Selector が存在するようになる前に Timeout の有効期限が切れると、エラーがスローされます。 Timeout を指定しないで Selector のみを指定すると、既定の Timeout である 30 秒が適用されます。

例 1

https://microsoft.com の HTML を返します。

使用方法

Web.BrowserContents("https://microsoft.com")

出力

"<!DOCTYPE html><html xmlns=..."

例 2

CSS セレクターが存在するようになるのを待ってから、https://microsoft.com の HTML を返します。

使用方法

Web.BrowserContents("https://microsoft.com", [WaitFor = [Selector = "div.ready"]])

出力

"<!DOCTYPE html><html xmlns=..."

例 3

10 秒間待った後、https://microsoft.com の HTML を返します。

使用方法

Web.BrowserContents("https://microsoft.com", [WaitFor = [Timeout = #duration(0,0,0,10)]])

出力

"<!DOCTYPE html><html xmlns=..."

例 4

CSS セレクターが存在するようになるのを最大 10 秒待ってから、https://microsoft.com の HTML を返します。

使用方法

Web.BrowserContents("https://microsoft.com", [WaitFor = [Selector = "div.ready", Timeout = #duration(0,0,0,10)]])

出力

"<!DOCTYPE html><html xmlns=..."