Set-SPProjectQueueSettings
特定の Project Server サービス アプリケーションの 1 つまたは複数の Project Server キュー設定の値を設定します。
構文
Default (既定)
Set-SPProjectQueueSettings
[-ServiceApplication <PsiServiceApplicationPipeBind>]
[-AssignmentCollection <SPAssignmentCollection>]
[-CleanupNonSuccessAgeLimit <Int32>]
[-CleanupSuccessAgeLimit <Int32>]
[-MaxConnections <Int32>]
[-MaxDegreeOfConcurrency <Int32>]
[-MsgRetryInterval <Int32>]
[-MsgRetryLimit <Int32>]
[-PeriodicTasksInterval <Int32>]
[-QueueTimeout <Int32>]
[-SqlCommandTimeout <Int32>]
[-SqlRetryInterval <Int32>]
[-SqlRetryLimit <Int32>]
[-NetTcpPort <Int32>]
[<CommonParameters>]
説明
特定の Project Server サービス アプリケーションの 1 つまたは複数の Project Server キュー設定の値を設定します。
Project Server のWindows PowerShellに関するアクセス許可と最新の情報については、https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=251833 (https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=251833) のオンライン ドキュメントを参照してください。
例
例
Set-SPProjectQueueSettings -ServiceApplication "Project Service Application" -MaxDegreeOfConcurrency 6
この例では、指定したサービス アプリケーションで一度に処理できるジョブの最大数を 6 に設定します。
パラメーター
-AssignmentCollection
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
適切な破棄を行うためにオブジェクトを管理します。 SPWeb や SPSite などのオブジェクトの使用によって大量のメモリが使用される場合があるので、Windows PowerShell スクリプトでこれらのオブジェクトを使用するには適切なメモリ管理が必要です。 メモリの解放が必要になった場合は、SPAssignment オブジェクトを使用して、変数へのオブジェクトの割り当てとオブジェクトの破棄を行うことができます。 割り当てコレクションまたは Global パラメーターが使用されていない場合、SPWeb、SPSite、または SPSiteAdministration オブジェクトが使用されていると、オブジェクトは自動的に破棄されます。
Global パラメーターが使用されている場合は、オブジェクトはすべてグローバル ストアに格納されます。
Stop-SPAssignment コマンドを使用してオブジェクトの使用または破棄を直接行わないと、メモリ不足のシナリオになる場合があります。
パラメーターのプロパティ
| 型: | SPAssignmentCollection |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | True |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-CleanupNonSuccessAgeLimit
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
キューのクリーンアップ ジョブの実行時に、この設定によって決定される経過時間のしきい値によって、完了したけれど成功しなかった状態 ([失敗 (相互関係のブロックなし)] など) のジョブが削除されます。 各ジョブの経過時間は、完了した日時から決定されます。 たとえば、ジョブが 2007 年 2 月 1 日午後 10 時 41 分に取り消され、"キューのクリーンアップ" ジョブが 2007 年 2 月 2 日午後 11 時 55 分に実行された場合、ジョブは削除されません ([成功しなかったジョブのクリーンアップの経過時間制限] を 7 日間と仮定した場合)。 通常、完了したが成功しなかったジョブの数は多くないので、[成功しなかったジョブのクリーンアップの経過時間制限] は 168 (7 日間) という大きい値に設定されます。
最小値: 1、最大値: 100000、既定値: 168 (7 日間)
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-CleanupSuccessAgeLimit
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
キューのクリーンアップ ジョブの実行時に、この設定によって決定される経過時間のしきい値によって、成功したジョブが削除されます。 各ジョブの経過時間は、完了した日時から決定されます。 たとえば、ジョブが 2007 年 2 月 1 日午後 10 時 41 分に成功して、"キューのクリーンアップ" ジョブが 2007 年 2 月 2 日午後 11 時 55 分に実行された場合、ジョブは削除されます ([成功したジョブのクリーンアップの経過時間制限] を 1 日間と仮定した場合)。 通常、成功したジョブの数は多いので、[成功したジョブのクリーンアップの経過時間制限] は、24 (1 日間) という小さい値に設定されます。
最小値: 1、最大値: 100000、既定値: 24 (1 日間)
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-MaxConnections
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
サーバー上でディスパッチを保留できるキュー接続の最大数です。
既定値: 10
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-MaxDegreeOfConcurrency
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
キューはマルチスレッド対応であり、複数のジョブを同時に処理できます。 この設定によって、キューの同時実行の限度が制限されます。 この設定は Project Server サービス アプリケーションごとに行われます。
最小値: 1、最大値: 10、既定値: 4
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-MsgRetryInterval
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
SQL デッドロックのような一時的な問題によってジョブの処理が失敗した場合、キューではそのジョブが失敗とされるのではなく、[再試行間隔] に指定された時間の経過後に再試行されます。
最小値: 0 (直ちに再試行)、最大値: 300000 (5 分)、既定値: 1000 (1 秒)
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-MsgRetryLimit
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
SQL デッドロックのような一時的な問題によってジョブの処理が失敗した場合、キューではそのジョブが失敗とされるのではなく、再試行されます。 再試行の回数は、[再試行制限回数] に指定された値に制限されます。
最小値: 0 (再試行しない)、最大値: 100、既定値: 5
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-NetTcpPort
適用対象: Project Server 2016、Project Server 2019
Project Queue サービスが使用する TCP ポートを設定します。
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-PeriodicTasksInterval
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
キュー システムによって実行されるブックキーピング タスクは多数あります。 たとえば、"スリープ中" 状態でジョブを起動したり、ハートビート タイムスタンプを更新したり、キュー クリーンアップを実行する必要があるかどうかを確認したりできます。 この設定では、このようなタスクを実行する間隔を指定します。
最小値: 500 (1/2 秒)、最大値: 300000 (5 分)、既定値: 10000 (10 秒)
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-QueueTimeout
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
キュー システムには、フェイルオーバー回復機能があります。 ファームに Project Server Application Service を実行している複数のサーバーが含まれており、キュー サービスが 1 つのサーバーで失敗した場合、キュー サービスがオンラインになっている他のサーバーにジョブが自動的に再配布されます。 キュー正常性タイマー ジョブから "キューのタイムアウト" 期間内にアクセスできない Queue Service は、タイムアウトしたと見なされます。
最小値: 5 分、最大値: 60 分、既定値: 15 分
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-ServiceApplication
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
ターゲットにする Project Server サービス アプリケーションを指定します。
型は、12345678-90ab-cdef-1234-567890bcdefgh という形式の有効な GUID である必要があります。Project Server サービス アプリケーションの有効な名前 (ProjectServiceApp1 など)。または有効な PsiServiceApplication オブジェクトのインスタンス。
パラメーターのプロパティ
| 型: | PsiServiceApplicationPipeBind |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
| Aliases: | sa |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | True |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-SqlCommandTimeout
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
キューでは、ジョブを取得して実行するために SQL 呼び出しが行われます。 この設定では、このようなすべての呼び出しのタイムアウト値を指定します。 SQL のタイムアウト エラーによってジョブが失敗した場合、管理者はこの設定値を増やしてジョブを再試行できます。
最小値: 30 秒、最大値: 86400 (1 日)、既定値: 1800 (30 分)
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-SqlRetryInterval
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
一時的な SQL の問題 (SQL デッドロックなど) が原因でキューがProject Web App データベースに接続できない場合、キューは SQL 再試行間隔が経過するまで待機し、クエリを再試行します。
最小値: 0 (直ちに再試行)、最大値: 60000 (1 分)、既定値: 1000 (1 秒)
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-SqlRetryLimit
適用対象: Project Server 2013、Project Server 2016、Project Server 2019
一時的な SQL の問題 (SQL デッドロックなど) が原因でキューがProject Web App データベースに接続できない場合、キューは SQL 再試行間隔が経過した後にクエリを再試行します。 再試行の回数は、[SQL の再試行制限回数] に指定された値に制限されます。
最小値: 0 (再試行しない)、最大値: 100、既定値: 5
パラメーターのプロパティ
| 型: | Int32 |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
CommonParameters
このコマンドレットでは、一般的なパラメーター -Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-InformationAction、-InformationVariable、-OutBuffer、-OutVariable、-PipelineVariable、-ProgressAction、-Verbose、-WarningAction、-WarningVariable の各パラメーターがサポートされています。 詳細については、「about_CommonParameters」を参照してください。