適用対象: Windows PowerShell 4.0、Windows PowerShell 5.0
PowerShell Desired State Configuration (DSC) 構成を制定するには、プッシュ モードとプル モードの 2 つの方法があります。
Push モード
プ
プッシュ モードとは、ユーザーが Start-DscConfiguration コマンドレットを呼び出して、ターゲット ノードに構成をアクティブに適用することを指します。
構成を作成してコンパイルした後、 Start-DscConfiguration コマンドレットを呼び出し、コマンドレットの -Path パラメーターを構成 MOF が配置されているパスに設定することで、プッシュ モードで構成を適用できます。 たとえば、構成 MOF が C:\DSC\Configurations\localhost.mof にある場合は、次のコマンドを使用してローカル マシンに適用します。 Start-DscConfiguration -Path 'C:\DSC\Configurations'
注
デフォルトでは、DSC は設定をバックグラウンド ジョブとして実行します。 構成を対話的に実行するには、Wait パラメーターを指定して Start-DscConfiguration を呼び出します。
プルモード
プル モードでは、プル クライアントは、リモート プル サービスから目的の状態構成を取得するように構成されます。 同様に、プル サービスは DSC サービスをホストするように設定されており、プル クライアントに必要な構成とリソースがプロビジョニングされています。 各プルクライアントには、ノードの設定に対して定期的なコンプライアンスチェックを実行するスケジュールされたイベントがあります。 イベントが初めてトリガーされると、プル クライアント上のローカル構成マネージャー (LCM) は、LCM で指定された構成を取得するためにプル サービスに要求を行います。 その構成がプルサービスに存在し、初期検証チェックに合格すると、構成はプルクライアントにダウンロードされ、そこでLCMによって実行されます。
LCM は、クライアントが LCM の ConfigurationModeFrequencyMins プロパティで指定された一定の間隔で構成に準拠していることを確認します。 LCM は、LCM の RefreshModeFrequency プロパティで指定された一定の間隔で、プル サービスの更新された構成をチェックします。 LCM の構成の詳細については、「 ローカル構成マネージャーの構成」を参照してください。
プル サービスをホストするための推奨ソリューションは、DSC クラウド サービスである Azure Automation です。 このホスト型ソリューションは、グラフィカルな管理、レポート作成、および集中管理を提供します。
Windows Server でのプル サービスのセットアップの詳細については、「 DSC Web プル サーバーのセットアップ」を参照してください。 ただし、この実装には機能が制限されており、ある程度の「自分で行う」統合が必要であることを理解してください。
次のトピックでは、プル サービスとクライアントについて説明します。