Relevant_Masks 初期化変数
[ファイルの追加] の対象になるファイルの種類を指定します。
構文
Relevant_Masks = <フィルタ>
例
[ファイルの追加] の対象を、拡張子が .c または .h のファイル、および拡張子を持たないファイルに指定する場合。
Relevant_Masks = *.C, *.H, *.
[ファイルの追加] の対象を、拡張子が .obj 以外のすべてのファイルに指定する場合。
Relevant_Masks = !*.OBJ
解説
Visual SourceSafe の作業フォルダには、プロジェクトに格納される重要なファイル以外に、重要度が低くプロジェクトに格納されない中間ファイルも含まれている場合があります。たとえば、C 言語による開発で使用しているフォルダには、拡張子が .c や .h のソース ファイルのほか、コンパイルで作成される拡張子 .obj のファイルが存在します。拡張子 .obj のファイルは中間ファイルで、プロジェクトには格納する必要はありません。
Relevant_Masks 変数では、プロジェクトに格納するファイルの種類を指定できます。この変数を設定しても、指定以外の種類のファイルをプロジェクトに格納できますが、変数を設定することによって操作を効率化できる場合があります。
たとえば、Visual SourceSafe のコマンド ラインで「ss add *」と入力するか、ファイル マネージャからフォルダを Visual SourceSafe にドラッグするなど、1 回のコマンド操作でフォルダ全体を Visual SourceSafe データベースに追加したいような場合、Relevant_Masks 変数が設定されていると、<関連ファイル> グループに設定された拡張子を持つファイルだけがデータベースに追加されます。追加されなかったファイルは、後から個別に追加することができます。
また、Visual SourceSafe の [相違点の表示] を実行して、カレント プロジェクトと作業フォルダを比較する場合、マスクに一致しないファイルは、相違点として表示されません。
さらに、Relevant_Masks の設定が、[追加するファイルの指定] ダイアログ ボックスの [ファイルの種類] に既定の選択項目として表示されるので、指定した種類のファイルだけを既定の設定として一覧表示できます。
この設定は、[Visual SourceSafe オプション] ダイアログ ボックスの [ファイルの種類] タブを使って行うこともできます。