コンパイラで制御される LINK オプション
/c オプションが指定されていないと、CL コンパイラは自動的に LINK を呼び出します。 CL のコマンド ライン オプションと引数でも、リンカーを制御できます。 次の表は、リンクを制御する CL の機能をまとめたものです。
CL の指定 |
LINK に対する処理 |
---|---|
拡張子 .c、.cxx、.cpp、または .def を除くすべてのファイル名 |
LINK への入力としてファイル名を渡します。 |
filename.def |
/DEF:filename.def という形で渡します。 |
/Fnumber |
/STACK:number という形で渡します。 |
/Fdfilename |
/PDB:filename という形で渡します。 |
/Fefilename |
/OUT:filename という形で渡します。 |
/Fmfilename |
/MAP:filename という形で渡します。 |
/Gy |
パッケージ化された関数 (COMDAT) を作成し、関数レベルのリンクを有効にします。 |
/LD |
/DLL を渡します。 |
/LDd |
/DLL を渡します。 |
/link |
コマンド ラインの残りの部分を LINK に渡します。 |
/MD または /MT |
.obj ファイルに既定のライブラリ名を書き込みます。 |
/MDd または /MTd |
.obj ファイルに既定のライブラリ名を書き込みます。 シンボル _DEBUG を定義します。 |
/nologo |
Passes /NOLOGO |
/Zd |
Passes /DEBUG |
/Zi または /Z7 |
Passes /DEBUG |
/Zl |
.obj ファイルから既定のライブラリ名を省きます。 |
詳細については、「コンパイラ オプション」を参照してください。