キャッシュからのオブジェクトの取得 (Windows Server AppFabric キャッシュ)
次の例は、キャッシュからオブジェクトを取得する方法を示しています。
以下の例で使用するメソッドの詳細については、次のクラス ライブラリ トピックを参照してください。
ヒント
ここで説明する手順は、キャッシュ クラスターが既にセットアップ済みで、開発環境が整っていることを前提としています。詳細については、「キャッシュ クライアント開発環境の準備 (Windows Server AppFabric キャッシュ)」を参照してください。
キャッシュからオブジェクトを取得するには
Microsoft.ApplicationServer.Caching 名前空間を参照する using ステートメント (Visual Basic の場合は Imports) が、アプリケーション コードの一番上にあることを確認します。
キャッシュ クライアントを必要とするアプリケーションのすべての部分にアクセスが可能な DataCacheFactory オブジェクトを作成します。メモリの節約とパフォーマンス最適化のために、可能であれば、同じ DataCacheFactory オブジェクトを保存して再利用します。
DataCacheFactory オブジェクトを使用して DataCache オブジェクト (キャッシュ クライアントとも呼ばれます) を作成します。
DataCache オブジェクトを用意できたら、Get メソッド、または Item プロパティを使用して、キャッシュからオブジェクトを取得します。次の例では、DataCache インスタンスは
myCache
という名前です。
例
次の例は、文字列オブジェクトが以前に "Key0" というキー値でキャッシュに追加されていたことを前提としています。キャッシュへのオブジェクトの追加の詳細については、「オブジェクトをキャッシュに追加する (Windows Server AppFabric キャッシュ)」を参照してください。
次の例では、Get メソッドを使用して、キャッシュからオブジェクトを取得します。
'get string from cache using key "Key0"
Dim myString1 As String = myCache.Get("Key0")
//get string from cache using key "Key0"
string myString1 = (string) myCache.Get("Key0");
次の例では、配列の注釈のある Item プロパティを使用して、キャッシュからオブジェクトを取得します。
'get string from cache using array notation
Dim myString2 As String = myCache("Key0")
//get string from cache using array notation
string myString2 = (string) myCache["Key0"];
ヒント
Get メソッドには、その他多数のパラメーターが使用できます。詳細については、DataCache クラスを参照してください。
関連項目
概念
キャッシュ クライアント開発環境の準備 (Windows Server AppFabric キャッシュ)
オブジェクトをキャッシュに追加する (Windows Server AppFabric キャッシュ)
キャッシュのオブジェクトの更新 (Windows Server AppFabric キャッシュ)
キャッシュからのオブジェクトの削除 (Windows Server AppFabric キャッシュ)
Windows Server AppFabric のキャッシュの概念
キャッシュ クライアントを開発する (Windows Server AppFabric キャッシュ)
2011-12-05