次の方法で共有


出力キャッシュ プロバイダー (AppFabric 1.1 キャッシュ)

Microsoft AppFabric 1.1 for Windows Server 出力キャッシュ プロバイダーは、出力キャッシュ データ用のプロセス分離の格納メカニズムです。このデータは、完全な HTTP 応答 (ページ出力キャッシュ) 用です。この出力キャッシュ プロバイダーは、ASP .NET 4 で導入された新しい出力キャッシュ プロバイダーの拡張ポイントにプラグインされます。

ヒント

このリリースでは、出力キャッシュ プロバイダーは制御レベルの出力キャッシュである Web フォームをサポートしていません。

機能

次の一覧は、出力キャッシュ データをプロセスから分離して格納することの利点を説明しています。

  • キャッシュできるデータ量に関する唯一の有効な上限は、AppFabric キャッシュ クラスターで使用可能なメモリの累積量だけなので、開発者は大容量の出力キャッシュ データを格納できます。

  • Web アプリケーションがリサイクルされても出力キャッシュ データは失われません。出力キャッシュ データは IIS ワーカー プロセスの外部に格納されるため、出力キャッシュ データは ASP .NET アプリケーションの再起動後も維持されます。

  • 圧縮に対応しています。

圧縮は Microsoft AppFabric 1.1 for Windows Server キャッシュの機能です。構成ファイルで、dataCacheClient 要素に isCompressionEnabled 属性を指定してキャッシュを有効にすることができます。次の例は、圧縮が有効になっている default という名前の dataCacheClient を示しています。

    <dataCacheClient name="default" isCompressionEnabled="true">
      <hosts>
        <host name="CacheServer1" cachePort="22233" />
        <host name="CacheServer2" cachePort="22233" />
      </hosts>
    </dataCacheClient>

重要

圧縮を有効にする場合は、最新の Microsoft AppFabric 1.1 for Windows Server SDK を使用するようにすべてのキャッシュ クライアントを更新する必要があります。

このセクションの内容

関連項目

概念

AppFabric 1.1 用の ASP.NET 4 キャッシュ プロバイダーの使用

  2012-03-05