ASP.NET 4 で出力キャッシュ プロバイダーをキャッシュするための構成設定 (AppFabric 1.1 キャッシュ)
このトピックでは、ASP.NET の Microsoft AppFabric 1.1 for Windows Server 出力キャッシュ プロバイダーの構成設定について説明します。この設定は、web.config ファイルの outputCache 要素の providers セクションで指定します。
セッション状態の構成設定
属性 | 説明 |
---|---|
name (必須) |
プロバイダーを参照するために outputCache 要素が使用するプロバイダーの「フレンドリ」名です。 |
type (必須) |
プロバイダーの .NET Framework 型文字列です。これは |
cacheName (必須) |
AppFabric キャッシュの名前です。 |
dataCacheClientName (省略可能) |
dataCacheClients 構成セクションから使用する dataCacheClient セクションの名前です。この属性は、複数の dataCacheClient セクションが web.config ファイルで指定されている場合にのみ必須です。既定では、プロバイダーは |
applicationName (省略可能) |
出力キャッシュデータを格納するためのキャッシュ キーを作成するとき、プロバイダーが使用する文字列値です。既定値は空の文字列です。この属性が設定されていない場合、プロバイダーは内部的に使用するキャッシュ キーの一部分として HttpRuntime.AppDomainAppId の値を使用します。セッション状態機能とは異なり、出力キャッシュ データを異なる複数の ASP.NET アプリケーション間で共有しないようにお勧めします (たとえば、/contoso と /AdventureWorks で出力キャッシュ データの共有はできません)。その代わりに、同一アプリケーションの異なる複数の物理インスタンスすべてが、同じ出力キャッシュ データにアクセスするようにしてください。これを行うには、異なる 2 つの方法があります。
|
retryInterval (省略可能) |
キャッシュと通信するときにエラーが発生した場合に、再試行と再試行の間に待機する時間の長さです。この値に使用する文字列の形式は |
retryCount (省略可能) |
キャッシュと通信するときにエラーが発生した場合に、プロバイダーに通知する再試行回数の整数値です。すべての操作が再試行できるとは限らないことに注意してください。既定の再試行回数は 3 回です。プロバイダーは再試行と再試行の間に、retryInterval に設定した時間だけ休止します。 |
例
次の例は、AppFabric キャッシュを使用する outputCache 要素を示しています。
<caching>
<outputCache defaultProvider="DistributedCache">
<providers>
<add name="DistributedCache"
type="Microsoft.Web.DistributedCache.DistributedCacheOutputCacheProvider, Microsoft.Web.DistributedCache"
cacheName="default"
dataCacheClientName="default" />
</providers>
</outputCache>
</caching>
関連項目
概念
出力キャッシュ プロバイダー (AppFabric 1.1 キャッシュ)
2012-03-05