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Azure VMware Solution by CloudSimple のネットワーク前提条件

Azure VMware Solution by CloudSimple によって提供される VMware のプライベート クラウド環境には、オンプレミス環境、企業が管理するデバイス、Azure リソースのユーザーやアプリケーションがアクセスできます。 接続は、VPN や Azure ExpressRoute 接続などのネットワーク サービスによって提供されます。 一部のネットワーク サービスでは、サービスを有効にするためにネットワーク アドレス範囲を指定する必要があります。

この記事の表には、一連のアドレス範囲とそれに対応し、指定のアドレスを使用するサービスがまとめてあります。 アドレスは、必須の場合と、展開するサービスに依存する場合があります。 アドレス空間は、オンプレミス サブネット、Azure Virtual Network サブネット、予定されている CloudSimple ワークロード サブネットのいずれとも、重複しないようにする必要があります。

プライベート クラウドを作成するために必要なネットワーク アドレス範囲

CloudSimple サービスとプライベート クラウドを作成するときは、次のように、指定されたネットワーク クラスレス ドメイン間ルーティング (CIDR) の範囲に従う必要があります。

名前/使用目的 説明 アドレス範囲
ゲートウェイ CIDR エッジ サービスに必須 (VPN ゲートウェイ)。 この CIDR は CloudSimple サービスの作成時に必要であり、RFC 1918 空間のものにする必要があります。 /28
vSphere/vSAN CIDR VMware 管理ネットワークに必須。 この CIDR は、プライベート クラウドの作成時に指定する必要があります。 /24 または /23 または /22 または /21

オンプレミス ネットワークへの Azure ネットワーク接続に必要なネットワーク アドレス範囲

ExpressRoute 経由でプライベート クラウド ネットワークにオンプレミス ネットワークから接続すると、Global Reach 接続が確立されます。 その接続では、オンプレミス ネットワーク、プライベート クラウド ネットワーク、Azure ネットワークの間でルートを交換するために、Border Gateway Protocol (BGP) が使用されます。

名前/使用目的 説明 アドレス範囲
ExpressRoute ピアリング CIDR オンプレミス接続に ExpressRoute Global Reach を使用するときに必要。 サポート チケットを通して Global Reach 接続要求が行われるときは、この CIDR を提供する必要があります。 /29

オンプレミス ネットワークへのサイト間 VPN 接続を使用するために必要なネットワーク アドレス範囲

サイト間 VPN を使用してプライベート クラウド ネットワークにオンプレミス ネットワークから接続するには、次の IP アドレス、オンプレミス ネットワーク、ID が必要です。

アドレス/アドレス範囲 説明
ピア IP オンプレミス VPN ゲートウェイ パブリック IP アドレス。 オンプレミス データセンターと CloudSimple サービス リージョンの間でサイト間 VPN を確立するために必要。 この IP アドレスは、サイト間 VPN ゲートウェイを作成するときに必要です。
ピア識別子 オンプレミス VPN ゲートウェイのピア識別子。 これは通常、ピア IP と同じです。 オンプレミス VPN ゲートウェイに一意の識別子が指定されている場合、その識別子を指定する必要があります。 ピア ID は、サイト間 VPN ゲートウェイを作成するときに必要です。
オンプレミス ネットワーク リージョンで CloudSimple へのアクセスを必要とするオンプレミス プレフィックス。 ユーザーがネットワークにアクセスするクライアント ネットワークなど、CloudSimple ネットワークにアクセスするオンプレミス ネットワークからのすべてのプレフィックスが含まれます。

ポイント対サイト VPN 接続の使用に必要なネットワーク アドレス範囲

ポイント対サイト VPN 接続では、クライアント コンピューターから CloudSimple ネットワークにアクセスできます。 ポイント対サイト VPN を設定するには、次のネットワーク アドレス範囲を指定する必要があります。

アドレス/アドレス範囲 説明
クライアント サブネット DHCP アドレスは、ポイント対サイト VPN を使用して接続するときに、クライアント サブネットによって提供されます。 このサブネットは、CloudSimple ポータルでポイント対サイト VPN ゲートウェイを作成するときに必要です。 ネットワークは 2 つのサブネットに分割されます。1 つは UDP 接続用で、もう 1 つは TCP 接続用です。

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