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Service Provider Foundation とサービス管理オートメーションの関連付けの方法

 

適用対象: Azure Pack Windows

Service Provider Foundation は、管理者とMicrosoft System Center Virtual Machine Managerの管理ポータルと統合され、外出先で仮想マシンを管理およびプロビジョニングする機能を提供します。 Service Provider Foundation は、Service Management Automation (管理者向けの管理ポータル用の System Center Orchestrator のバリエーション) を使用して他のビジネス操作やツールと統合するように拡張して、サービス プロバイダーや組織にオファリングを拡張する機能を提供することもできます。 たとえば、サービス管理者が既存のプランを変更するたびに、そのプランに対応している既存のすべてのサブスクリプションに対して、その変更を反映する自動化タスクを実行するシナリオを想定することができます。 このセクションでは、この統合を実行するためのアーキテクチャとフローを説明します。

Service Management Automation を登録するときは、Service Management Automation Web サービスが実行されているサーバーのエンドポイントを登録します。 Service Management Automation エンドポイントを登録すると、Runbook を VM クラウド インフラストラクチャに関連付け、自動化のその他の一般的な使用方法を関連付けることができます。

Architecture for VM Clouds with Automation

Service Management Automation Web サービスを登録すると、[ Automation ] タブ (および 1 つ以上のタグ値の中に "SPF" が含まれる) で作成された Runbook は、[ VM クラウド ] タブで Service Provider Foundation のイベントに関連付けられます。 [VM クラウド] タブには、Runbook に関連付けることができるオブジェクトと対応するイベントの一覧が既に表示されています。 例を使用して、Service Provider Foundation と SMA の間の通信がどのように行われるかを理解しましょう。 サブスクリプションが削除された後に、VMM 上にあるすべてのユーザー リソースを削除する Runbook を実行することをサービス管理者が希望しています。 これを実現するには、[ VM クラウド ] タブから、サービス管理者は既存のオブジェクト ( サブスクリプションなど) を使用し、適切なアクション ( 削除など) を選択し、Runbook ( Delete-Subscription など) に関連付けます。 この作業が完了した後、サブスクリプションが削除されるたびに、次の操作がバックグラウンドで実行されるようになります。

  1. ポータルが Service Provider Foundation を使用して操作を実行すると、Service Provider Foundation によって、操作に関連付けられている構成済みアクションがチェックされます。 関連付けられたアクションがある場合、Service Provider Foundation はそのアクションに関連付けられている Runbook 情報を取得します。

  2. Service Provider Foundation は、目的の操作を実行するための適切な呼び出しを行います。この例では、サブスクリプションを削除します。

  3. その後、Service Provider Foundation は、ポータルに既に登録されている Service Management Automation Web サービスを使用して、関連付けられている Runbook を呼び出します。 ここでは、Runbook の実行に失敗しても、サブスクリプションを削除するための Service Provider Foundation の呼び出しはブロックされません。

  4. 最後に、Service Provider Foundation は、自動化が非同期的にトリガーされるため、Runbook の実行中にコア操作 (サブスクリプションの削除) に対する応答をポータルに送信します。

Service Management Automation エンドポイントを登録する方法については、「 仮想マシン クラウドの Service Management Automation の登録」を参照してください。 Service Provider Foundation のオブジェクトとアクションを Runbook に関連付ける方法については、「 仮想マシン クラウドでの自動化の使用」を参照してください。

参照

仮想マシン クラウド アーキテクチャについて