Lock_Mode 初期化変数
Visual SourceSafe で使用するデータベース ロックの種類を指定します。Srcsafe.ini ファイルだけに設定します。
構文
Lock_Mode = {Native|Lockfile}
例
データベースの整合性を維持するため、ネイティブ ロックを指定する場合。
Lock_Mode = Native
解説
ネイティブ ロック (Native) は、オペレーティング システムに依存したロック機能です。fcntl システム コールを実行すると、ファイルとレコードがロックされます。
ロックファイル (Lockfile) は Visual SourceSafe 自体のロック機能で、Data\Locks フォルダに専用ファイルが作成され、ネイティブ ロック同様にデータベース レコードをロックします。処理速度はネイティブ ロックほど速くありませんが、ネットワーク環境やマルチ プラットフォーム環境で使用することができます。
システムに応じて、適切なロック機能を選択してください。Visual SourceSafe を Windows NT だけで動作させる場合は、ネイティブ ロックを使用します。特に指定しない場合は、ネイティブ ロックが実行されます。データベースのバイト ロックがサポートされていない環境では、ロックファイルを使用してください。ロックファイルを使用すると、転送データが衝突したときにデータベースに及ぼされる影響を避けることができます。
メモ UM.LCK ファイルが Data\Locks フォルダ内に残っていると、Visual SourceSafe が正常に終了しない場合があります。このファイルを削除すると、Lock_Mode 変数の使用に伴う異常な動作を解決することができます。