キーワード展開
キーワード展開は、ファイルに特定の情報を自動的に挿入し、ファイル ヘッダーを作成する機能です。
キーワード展開を利用するには、テキスト ファイルの中にキーワードを記述します。ソース コードのファイルでは、キーワードをコメントとして記述し、ソース コードに影響を与えないようにします。キーワードを記述したファイルを追加またはチェックインすると、キーワードの有無がチェックされ、対応する情報がキーワードの後に挿入されます。
メモ 初期状態では、キーワード展開は利用できません。Visual SourceSafe 管理者にキーワード展開を有効にするよう依頼してください。
ここでは、従来の Visual SourceSafe がキーワードを拡張する方法について説明します。HTML ファイルには専用のキーワードが用意されています。詳細については、「HTML ファイルでのキーワード展開の利用」を参照してください。
Visual SourecSafe のキーワード
次の表は、Visual SourceSafe がサポートしているキーワードの一覧です。一部のキーワードは同じ機能を持っています。
大文字と小文字は区別されるので、キーワードは、この表どおりに入力してください。
利用できるキーワード
キーワード | 目的 |
---|---|
$Archive: $ | Visual SourceSafe で現在使用中のファイルの場所 |
$Author: $ | ファイルを最後に更新したユーザー名 |
$Date: $ | 最終チェックイン日時 |
$Header: $ | キーワード Archive、Revision、Date、Author をまとめたもの |
$History: $ | ファイルの履歴 (Visual SourceSafe 形式) |
$JustDate: $ | 日付 (時刻なし) |
$Log: $ | ファイルの履歴 (RCS 形式) |
$Logfile: $ | Archive と同機能 |
$Modtime: $ | 最終変更日時 |
$Revision: $ | バージョン番号 |
$Workfile: $ | ファイル名 |
$NoKeywords: $ | このキーワードより後のキーワードの展開を禁止 |
たとえば、キーワードを含む行を次のように記述します。
$Revision: $
チェックイン時には、次のように変換されます。
$Revision: 23 $
このファイルをもう一度チェックインすると、"23" が "24" に置き換えられます。チェックインするたびに、この数字が 1 だけ増加するため、Visual SourceSafe を起動しなくても、ファイルの先頭部分を見ることにより、現在のバージョン番号を確認できます。
参照
ファイルの多重チェックアウト | キーワードの情報の整形 | パフォーマンスの最適化 | 排他チェックアウト | HTML ファイルでのキーワード展開の利用 | Visual SourceSafe のカスタマイズ