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ファイルの [相違点の表示] コマンド ([ツール] メニュー)

2 つのファイルを比較し、相違点があれば表示します。

メモ   プロジェクト間の履歴を表示するには、Visual SourceSafe エクスプローラプロジェクト ペインでプロジェクトを選択して、[ツール] メニューの [相違点の表示] をクリックします。

権限

このコマンドを使用するには、読み取りの権限が必要です。作業フォルダを設定してから、このコマンドを使用してください。

解説

通常、[相違点の表示] コマンドは、ファイルをチェックインする前にマスター コピーとローカル コピーを比較するために使用します。ファイルの変更点が一覧表示されるので、コメントを作成するときの参考にしてください。

ASCII コードのテキスト ファイルに対して [相違点の表示] を使用すると、マスター コピーとローカル コピーの相違点が行単位で色分け表示されます。

バイナリ ファイルの場合は、マスター コピーとローカル コピーの内容に相違点があるかどうかだけ表示されます。相違の内容は表示されません。

メモ   同じファイルの旧バージョンどうしや、旧バージョンとカレント バージョンを比較することができます。旧バージョンとカレント バージョンを比較するには、[ファイルの履歴] ダイアログ ボックスで比較するバージョンを 1 つクリックし、[相違点] をクリックします。旧バージョンどうしを比較するには、[ファイルの履歴] ダイアログ ボックスで比較する 2 つのバージョンを選択し、[相違点] をクリックします。

ダイアログ ボックスのオプション

メモ   このダイアログ ボックスを表示するには、[ツール] メニューの [オプション] で [Visual SourceSafe オプション] ダイアログ ボックスを表示し、[コマンド ダイアログ] タブの [相違点] チェック ボックスをオンにしてください。

既定では、相違点はビジュアル表示形式で表示されます。テキスト全体が表示され、変更のあった行は種類に応じて色分けされます。Visual SourceSafe 形式を指定すると、表示行は一定の長さに調整され、前後の行は表示されません。UNIX 形式を指定すると、UNIX の diff ユーティリティの形式で相違点が表示されます。

[比較元のファイル] ボックスおよび [比較先のファイル] ボックス

通常のファイル比較を行う場合、既定では、[比較元のファイル] には Visual SourceSafe ファイル、[比較先のファイル] には作業フォルダ内の対応するファイルが表示されます。[参照] をクリックすると、対象ファイルの指定を変更できます。[参照] を使用すると、Visual SourceSafe の同一プロジェクト内または異なるプロジェクト内のファイル、同一フォルダ内または異なるフォルダ内のファイル、または Visual SouceSafe 内とローカル ファイルの比較もできます。

[ビジュアル表示] オプション ボタン

ファイル全体が表示され、変更のあった行は変更の種類に応じて色分け表示されます。

[ソース コード管理] オプション ボタン

追加、削除、変更、または最適化のあった行のみが表示されます。

[UNIX 形式] オプション ボタン

UNIX の diff ユーティリティと同じ書式で相違点が表示されます。

[スペース文字を無視] チェック ボックス

オンにすると、タブやスペース文字の相違を無視します。

[大文字と小文字を区別しない] チェック ボックス

オンにすると、大文字と小文字が区別されません。

[Shift キーを押した場合にのみこのダイアログを表示] チェック ボックス

オンにすると、次回以降 [相違点の表示] を実行するとき [相違点表示オプション] ダイアログ ボックスが表示されなくなります。Shift キーを押しながら [相違点の表示] をクリックすると、[相違点表示オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。

[OK] ボタン

相違点を表示します。

[キャンセル] ボタン

操作を中止します。

[レポート] ボタン

レポートをクリップボード、テキスト ファイル、またはプリンタに出力します。

詳細設定オプション

[OS の違いを無視] チェック ボックス

オンにすると、各オペレーティング システムの改行コードの違いが無視されます。ネットワーク上のファイルを比較するときに、一方の環境ではキャリッジ リターン (CR) を、他方の環境ではキャリッジ リターンとライン フィード (CR/LF) を改行コードとして使っている場合などに使用できます。

[コンテキストを表示] チェック ボックス

オンにすると、[行数] ボックスに指定した行数が相違点のある行の前後に表示されます。たとえば、[コンテキストを表示] チェック ボックスをオンにし、[行数] ボックスに 3 を指定すると、相違点のある行の前後各 3 行が [相違点] ダイアログ ボックスに表示されます。

メモ   ビジュアル形式で相違点を表示する場合、このオプションは無視されます。

[設定を保存] チェック ボックス

オンにすると、[相違点の表示] コマンドの設定が次回以降にも適用されます。

参照

F1 ヘルプ | プロジェクトの [相違点の表示] コマンド ([ツール] メニュー)