Seattle クラスタ WINS サーバーの構成
SEA-NA-WINS-04 は仮想 WINS サーバーです。SEA-NA-WINS-02 と SEA-NA-WINS-03 は、クラスタ サービスに参加しています。この 2 台のサーバーを適切に構成し、WINS リソースを作成すると、サーバー SEA-NA-WINS-04 としてネットワーク上に現れます。ネットワーク上で SEA-NA-WINS-04 は、固有の IP アドレス 172.16.32.18 によって識別されます。
このクラスタサーバーを作成するために、以下の手順を実行しました。
トピック
Seattle クラスタ WINS サーバー SEA-NA-WINS-02 への WINS サービスのインストール
Seattle クラスタ WINS サーバー SEA-NA-WINS-03 への WINS サービスのインストール
SEA-NA-WINS-02 へのクラスタ サービスのインストール
第 2 ノード SEA-NA-WINS-03 へのクラスタ サービスのインストール
アクティブ ノード SEA-NA-WINS-02 上での WINS リソースの作成
Seattle クラスタ WINS サーバー SEA-NA-WINS-02 への WINS サービスのインストール
SEA-NA-WINS-02 サーバー上に WINS サービスをインストールします。まず、NOAM ドメインに管理者としてログオンします。
SEA-NA-WINS-02 に WINS サービスをインストールするには
ノード SEA-NA-WINS-03 の電源を切ります。
[スタート] メニューから [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] をダブルクリックします。
[Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
Windows コンポーネント ウィザードで、[ネットワーク サービス] を (チェック ボックスをオンにしないで) 選択して、[詳細] をクリックします。
[ネットワーク サービス] ダイアログ ボックスで、[Windows インターネット ネームサービス (WINS) ] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
インストール メディアを要求された場合は、要求に応じて CD-ROM の挿入などを行います。
[完了] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] ダイアログ ボックスを閉じます。
[コントロール パネル] を閉じます。
Seattle クラスタ WINS サーバー SEA-NA-WINS-03 への WINS サービスのインストール
SEA-NA-WINS-03 に WINS サービスをインストールします。WINS サービスをインストールするには、NOAM ドメインに管理者としてログオンすることが必要です。
SEA-NA-WINS-03 上に WINS サービスをインストールするには
ノード SEA-NA-WINS-02 の電源を切ります。
[スタート] メニューから [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] をダブルクリックします。
[Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
Windows コンポーネント ウィザードで、[ネットワーク サービス] コンポーネントを (チェック ボックスをオンにしないで) 選択します。
[詳細] をクリックします。
[ネットワーク サービス] ダイアログ ボックスで、[Windows インターネット ネーム サービス (WINS) ] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
インストール メディアを要求された場合は、要求に応じて CD-ROM の挿入などを行います。
[完了] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] ダイアログ ボックスを閉じます。
[コントロール パネル] を閉じます。
SEA-NA-WINS-02 へのクラスタ サービスのインストール
次に、最初のノードにクラスタ サービスをインストールします。まず、NOAM ドメインに管理者としてログオンします。
SEA-NA-WINS-02 にクラスタ サービスをインストールするには
ノード SEA-NA-WINS-03 の電源を切ります。
[スタート] メニューから [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] をダブルクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] ダイアログ ボックスで [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
[コンポーネント] ボックスで、[クラスタ サービス] チェック ボックスをオンにして、[次へ] をクリックします。
インストール メディアを要求された場合は、要求に応じて CD-ROM の挿入などを行います。
クラスタ サービスの構成ウィザードで、[次へ] をクリックします。
[ハードウェアの構成] ページで [理解しました] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[クラスタの作成または参加] ページで [クラスタの最初のノード] を選択し、[次へ] をクリックします。
[クラスタ名] ページで、作成するサーバー クラスタの名前として SEA-NA-WINS-04 と入力し、[次へ] をクリックします。
[アカウントの選択] ページで次の操作を行います。
1. [ユーザー名] ボックスに、administrator と入力します。
2. [パスワード] ボックスに、password と入力します。
3. [ドメイン] ボックスに、NOAM と入力します。
[次へ] をクリックします。
[管理されるディスクの追加または削除] ページで [次へ] をクリックします。
[クラスタ ファイルの保存場所] ページで、一覧の中の [ディスク E:] を選択します。
[次へ] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[ネットワーク接続] ページで [クラスタ使用のためにこのネットワークを有効にする] チェック ボックスをオンにします。
[内部クラスタ通信のみ (プライベート ネットワーク) ] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[ネットワーク接続] ページで [クラスタ使用のためにこのネットワークを有効にする] チェック ボックスをオンにします。
[クライアント アクセスのみ (公衆ネットワーク) ] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
内部のクラスタで使用するためのアダプタが 1 つだけしか構成されていません、と警告されたら、[OK] をクリックします。
メモ プライベート ネットワーク アダプタを複数使用する場合は、この警告を承認しません。最善の慣行に従えば、単一点での障害を防止するために、プライベート ネットワーク アダプタを複数使用するべきです。
[クラスタ IP アドレス] ページで、[IP アドレス] ボックスに 172.16.32.18 と入力します。
[サブネット マスク] ボックスに、255.255.252.0 と入力します。
[次へ] をクリックします。
[完了] をクリックします。
クラスタ サービスの構成ウィザードで、[OK] をクリックします。
Windows コンポーネント ウィザードで、[完了] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] ダイアログ ボックスを閉じます。
[コントロール パネル] を閉じます。
第 2 ノード SEA-NA-WINS-03 へのクラスタ サービスのインストール
第 2 ノードにもクラスタ サービスをインストールする必要があります。しかし、このための手順は最初のノードの場合とは異なります。まず、NOAM ドメインに管理者としてログオンします。
SEA-NA-WINS-03 にクラスタ サービスをインストールするには
ノード SEA-NA-WINS-02 および SEA-NA-WINS-03 の電源を入れます。
[スタート] メニューから [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] をダブルクリックします。
[Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
[コンポーネント] ボックスで、[クラスタ サービス] チェック ボックスをオンにして、[次へ] をクリックします。
インストール メディアを要求された場合は、要求に応じて CD-ROM の挿入などを行います。
クラスタ サービスの構成ウィザードで [次へ] をクリックします。
[ハードウェアの構成] ページで [理解しました] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[クラスタの作成または参加] ページで [クラスタの 2 番目以降のノード] を選択し、[次へ] をクリックします。
[クラスタ名] ページで、作成するサーバー クラスタの名前として SEA-NA-WINS-04 と入力し、[次へ] をクリックします。
内部のクラスタで使用するためのアダプタが 1 つだけしか構成されていません、と警告されたら、[OK] をクリックします。
メモ プライベート ネットワーク アダプタを複数使用する場合は、この警告を承認しません。最善の慣行に従えば、単一点での障害を防止するために、プライベート ネットワーク アダプタを複数使用するべきです。
[アカウントの選択] ページでパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
[完了] をクリックします。
構成内容の承認を求めるダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。クラスタ サービスが正常に開始します。
Windows コンポーネント ウィザードで [完了] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] ダイアログ ボックスを閉じます。
[コントロール パネル] を閉じます。
アクティブ ノード SEA-NA-WINS-02 上での WINS リソースの作成
クラスタのインストールを完了し、WINS サービスを有効にするには、WINS リソースを作成する必要があります。これによって、クラスタが参加し、仮想サーバー SEA-NA-WINS-04 が作成されます。この手順を行うために、NOAM ドメインに管理者としてログオンします。
SEA-NA-WINS-02 上で WINS リソースを作成するには
[スタート] メニューから [プログラム] をポイントし、[管理ツール] をポイントします。
[クラスタ アドミニストレータ] をクリックします。
[クラスタ アドミニストレータ] スナップインで、[グループ] を展開します。
[クラスタ グループ] を右クリックします。
[クラスタ サーバー] をクリックして、フォルダを展開します。
[新規作成] をポイントして、[リソース] をクリックします。
[新しいリソース] ダイアログ ボックスで、次の情報を入力します。
1. [名前] ボックスに、Seattle WINS Server と入力します。
2. [説明] ボックスに、Seattle クラスタ WINS サーバー と入力します。
3. [リソース タイプ] ボックスで、[WINS サービス] を選択します。
4. [グループ] ボックスで、[クラスタ グループ] を選択します。
[次へ] をクリックします。
[可能性のある所有者] の一覧で、[次へ] をクリックします。
[依存性] で、次の操作を実行します。
1. [クラスタ IP アドレス] を選択して、[追加] をクリックします。
2. [クラスタ名] を選択して、[追加] をクリックします。
3. [ディスク E:] を選択して、[追加] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[WINS サービス パラメータ] で、次の既定値を使用します。
1. [既定のデータベース パス] では、E:\WINNT\system32\wins\ を指定します。
2. [既定のバックアップ パス] では、E:\WINNT\system32\wins\ を指定します。
[完了] をクリックします。
クラスタ リソースが正常に作成されたことを通知するメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。
[クラスタ アドミニストレータ] スナップインで、[クラスタ グループ] を右クリックします。
[オンラインにする] をクリックします。
図 14 は、SEA-NA-WINS-04 クラスタ サーバーの状態を表示するクラスタ アドミニストレータのウィンドウを示しています。SEA-NA-WINS-02 にはクラスタによって使用されるリソースが含まれているので、SEA-NA-WINS-02 はアクティブなノードです。
図 14: クラスタ アドミニストレータ
関連するセットアップ手順
Seattle クラスタ WINS サーバーの構成
関連資料
Windows 2000 リソース キットの詳細については、こちらを参照してください。
注意
このシナリオにおいて、コンピュータおよびデバイスを構成するために使用した手続きは、サンプルとして紹介したものです。実際のネットワークでは、類似したコンピュータおよびデバイスを構成する場合でも、必要になる手順はそれぞれのケースで異なります。さらに各シナリオでは、目的とする機能を実現するために必要な手順だけを示しています。運用ネットワークにおいて必要になる、その他の手順については取り上げていません。すべてのシナリオは、特に表記しない限り Windows 2000 を使用してテストされています。また、ブラウザとして Microsoft Internet Explorer 5 以上を推奨します。