IAS サーバーの構成
IAS サーバー SEA-NA-IAS-01 では、リモート アクセス サーバー SEA-NA-RAS-01 を RADIUS クライアントにする構成が必要です。さらにこの IAS サーバーでは、L2TP ベースのすべてのリモート アクセス VPN クライアントに対するリモート アクセス ポリシーを構成することが必要です。
IAS サーバー SEA-NA-IAS-01 上で以下の手順を実行します。
L2TP ベースのリモート アクセス接続を可能にするように IAS を構成するには
アカウント NOAM\Administrator を使用してログオンします。
[スタート] メニューから [プログラム] をポイントし、[管理ツール] をポイントして、[インターネット認証サービス] をクリックします。
コンソール ツリーで、[SEA-NA-IAS-01] を展開し、[クライアント] を右クリックし、[新しいクライアント] をクリックします。
[クライアントの追加] ページで、[フレンドリ名] ボックスに Corporate Office VPN Server と入力し、[次へ] をクリックします。
[クライアント情報] ページで、[クライアントのアドレス (IP または DNS)] ボックスに 172.16.40.18 (VPN サーバーのイントラネット インターフェイスの IP アドレス) と入力します(図 1 を参照) 。
[クライアント製造元] ボックスから [Microsoft] を選択します。
[クライアントは要求時に常に署名属性を送信する] チェック ボックスをオンにします。
[共有シークレット] ボックスと [共有シークレットの確認入力] ボックスに s(5%jkw#Q9d$mP4 と入力して、[完了] をクリックします。
図 1: RADIUS クライアントとして Seattle VPN サーバーを構成コンソール ツリーで、[リモート アクセス ポリシー] を右クリックし、[新しいリモート アクセス ポリシー] をクリックします。
[ポリシーのフレンドリ名] ボックスに L2TP Remote Access Users と入力し、[次へ] をクリックします。
[条件] ページで、[追加] をクリックします。
[属性の選択] ダイアログ ボックスで、[Windows-Groups] を選択し、[追加] をクリックします。
[グループ] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
noam.reskit.com ドメイン内の [L2TPRemoteAccess] グループをダブルクリックし、[OK] をクリックします。
[OK] をクリックして [グループ] ダイアログ ボックスを閉じます。
[条件] ページで、[追加] をクリックします。
[属性の選択] ダイアログ ボックスで、[NAS-Port-Type] を選択し、[追加] をクリックします。
[利用できる種類] ボックスから [仮想 (VPN)] を選択し、[追加] をクリックして、[OK] をクリックします。
[条件] ページで、[追加] をクリックします。
[属性の選択] ダイアログ ボックスで、[Tunnel-Type] を選択し、[追加] をクリックします。
[利用できる種類] ボックスから [Layer Two Tunneling Protocol] を選択し、[追加] をクリックし、[OK] をクリックします。
[リモート アクセス ポリシーの追加] ダイアログ ボックスで [次へ] をクリックします。
[アクセス許可] ページで、[リモート アクセス許可を与える] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[ユーザー プロファイル] ページで、[プロファイルの編集] をクリックします。
[ダイヤルイン プロファイルの編集] ダイアログ ボックスの [暗号化] タブで、[暗号化なし] チェック ボックスをオフにします (図 2 を参照)。
注意 Windows 2000 高度暗号化パックが SEA-NA-IAS-01 にインストールされているので、最も強力な暗号化設定を使用できます。
図 2: L2TP ベースのリモート アクセス接続のための暗号化の構成[ダイヤルイン プロファイルの編集] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックして変更箇所をプロファイルに保存します。
[リモート アクセス ポリシーの追加] ダイアログ ボックスで [完了] をクリックします。
[インターネット認証サービス] スナップインの詳細ペインで、[ダイヤルアップ リモート アクセス ユーザー] (既定のリモート アクセス ポリシー) を右クリックし、[削除] をクリックします。
ポリシーを削除してもよいか尋ねるメッセージか表示されたら、[はい] をクリックします。
注意 この構成では IAS サーバーは、L2TP Remote Access Users グループのメンバからのダイヤルイン L2TP ベースの接続試行のみを承認します。その他の種類の接続を承認させるには、さらにリモート アクセス ポリシーを構成する必要があります。
[インターネット認証サービス] スナップインを閉じます。
関連するセットアップ手順
関連資料
Windows 2000 リソース キットの詳細については、こちらを参照してください。
注意
このシナリオにおいて、コンピュータおよびデバイスを構成するために使用した手続きは、サンプルとして紹介したものです。実際のネットワークでは、類似したコンピュータおよびデバイスを構成する場合でも、必要になる手順はそれぞれのケースで異なります。さらに各シナリオでは、目的とする機能を実現するために必要な手順だけを示しています。運用ネットワークにおいて必要になる、その他の手順については取り上げていません。すべてのシナリオは、特に表記しない限り Windows 2000 を使用してテストされています。また、ブラウザとして Microsoft Internet Explorer 5 以上を推奨します。