次の方法で共有


方法: テスト設定を使用してテスト中に画面と音声の記録を含める

 

Microsoft Test Manager または Visual Studio の構成エディターから、テストを実行しているユーザーの画面と音声を記録する診断データ アダプターを構成できます。 この診断データ アダプターは、テスト中にデスクトップ セッションの画面と音声の記録を保存します。 この記録は、テスト結果と共に保存するか、またはバグに添付できます。 他のチーム メンバーがこの記録を使用して、再現するのが困難なアプリケーションの欠陥を特定できます。

注意

Visual Studio は、Windows Media ビデオ (WMV) 形式の画面の記録を作成します。Visual Studio 2010 を使用して作成された記録との互換性のために、Expression Encoder 4.0 診断データ アダプター ソフトウェアをインストールする必要があります。インストールするソフトウェアの詳細については、Visual Studio 2010 のトピック「方法: テスト ランナーを使用してビデオ記録の作成に必要なソフトウェアをインストールする」を参照してください。

注意

画面と音声の記録では、複数のモニター構成はサポートされていません。

画面と音声のレコーダーは、手動テストまたは自動テストで使用できます。 たとえば、コード化された UI テストをリモートで実行する場合、コード化された UI テストを実行するときにそのテストを確認するためにデスクトップを記録できます。 画面と音声の記録をリモートでキャプチャする方法については、「方法: テスト エージェントを設定して、デスクトップと対話するテストを実行する」を参照してください。

テストの設定に対して画面と音声の記録を構成するには

  1. 画面と音声を記録するために構成するテストの設定を開きます。 詳細については、「bb5a2cc0-84f5-4dfe-9560-ca3d313aefd2#CreatePlan」または「Visual Studio のテストにおけるテスト設定の指定」を参照してください。

  2. テストの設定で、画面と音声の記録に使用する [ロール] をクリックします。

    注意

    手動テストおよび自動テストの場合、ロールはテストを実行するコンピューターとなります。

  3. [画面と音声のレコーダー] をクリックし、[構成] をクリックします。

    [診断データ アダプターの構成 - 画面と音声のレコーダー] ダイアログ ボックスが表示されます。

    ビデオの構成

  4. (省略可能) [音声記録を有効にする] をクリックして、オーディオ コンテンツをキャプチャして記録します。

  5. (省略可能) [テスト ケースに成功した場合に記録を保存する] の横のチェック ボックスをオンにして、テストに失敗した場合も成功した場合も画面と音声の記録が保存されるように指定します。

    警告

    [テスト ケースに成功した場合に記録を保存する] をクリックすると、この記録はテスト結果と共に、サーバーのストレージ領域を使用して保存されます。これらの添付ファイルをクリーンアップするには、Test Attachment Cleaner ツールを使用できます。

  6. [画面記録の品質] で、以下のボックス オプションを構成します。

    1. [フレーム レート]: 画面と音声の記録で使用する 1 秒あたりのフレーム数を指定します。 既定値は 1 秒あたり 4 フレームです。 指定できる値は 2 ~ 20 です。

    2. [ビット レート]: 画面と音声の記録で使用する 1 秒あたりのキロバイト数を指定します。 既定値は 512 です。 指定できる値は 512 ~ 10,000 です。

    3. [品質 (1-100)]: 画面と音声の記録の品質を 1 ~ 100 の範囲の値を選択して指定します。 既定値は 50 (中間) です。

  7. Microsoft Test Manager を使用している場合は、[保存] をクリックします。 Visual Studio を使用している場合は、[OK] をクリックします。 これで、テストの設定を対象として診断トレース コレクターの設定が構成および保存されました。

    ヒント

    この診断データ アダプターの構成をリセットするには、Visual Studio の場合は [既定の構成にリセット] をクリックし、Microsoft Test Manager の場合は [既定値にリセット] をクリックします。

参照

手動テストでの複数の診断データの収集
Microsoft テスト マネージャーを使用した自動システム テストのテスト設定の作成
Visual Studio のテストにおけるテスト設定の指定
コンピューターの設定およびテストの設定を使用した診断情報の収集
Team Web Access での手動テストの実行
手動テストの記録と再生