Add-Computer
ローカル コンピューターをドメインまたはワークグループに追加します。
構文
Add-Computer [-DomainName] <string> [-Credential <PSCredential>] [-OUPath <string>] [-Server <string>] [-Unsecure] [-PassThru] [-Confirm] [-WhatIf] [<CommonParameters>]
Add-Computer [-WorkGroupName] <string> [-Credential <PSCredential>] [-PassThru] [-Confirm] [-WhatIf] [<CommonParameters>]
説明
Add-Computer コマンドレットは、ローカル コンピューターをドメインまたはワークグループに追加したり、ローカル コンピューターをドメインから別のドメインに移動します。また、アカウントなしでドメインに追加されたコンピューターのドメイン アカウントも作成します。
このコマンドレットのパラメーターを使用して、組織単位 (OU) およびドメイン コントローラーを指定したり、セキュリティで保護されていない結合を実行したりすることができます。
コマンドの結果を取得するには、Verbose パラメーターと PassThru パラメーターを使用します。
パラメーター
-Credential <PSCredential>
この処理を実行するアクセス許可を持つユーザー アカウントを指定します。既定値は現在のユーザーです。
"User01" や "Domain01\User01" のようなユーザー名を入力するか、Get-Credential コマンドレットで生成されるような PSCredential オブジェクトを入力します。ユーザー名を入力すると、パスワードの入力を促すメッセージが表示されます。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
Current User Account Credentials |
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-DomainName <string>
コンピューター アカウントのドメインを指定します。このパラメーターは必須です。
必須 |
true |
位置 |
2 |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-OUPath <string>
ドメイン アカウントの組織単位 (OU) を指定します。OU の完全識別名を入力します。既定値は、ドメイン内で使用されるコンピューター オブジェクトの既定の OU です。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
The default OU for machine objects for in the domain |
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-PassThru
コマンドの結果を返します。既定では、このコマンドレットによる出力はありません。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-Server <string>
ドメインにコンピューターを追加するドメイン コントローラーの名前を指定します。ドメイン名\コンピューター名の形式で入力します。既定値はローカル コンピューターです。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-Unsecure
セキュリティで保護されていない結合を実行します。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-WorkGroupName <string>
コンピューターのワークグループの名前を指定します。このパラメーターを省略した場合は、コンピューターはドメインに追加されます。
必須 |
true |
位置 |
3 |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-Confirm
コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-WhatIf
実際にコマンドを実行せずに、コマンドを実行すると何が起きるかを出力します。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。詳細については、次を参照してください: about_Commonparameters.
入力と出力
入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。
入力 |
なし パイプを使用してオブジェクトを Add-Computer に渡すことはできません。 |
出力 |
Microsoft.PowerShell.Commands.ComputerChangeInfo PassThru パラメーターを使用すると、Add-Computer は ComputerChangeInfo オブジェクトを返します。それ以外の場合、このコマンドレットによる出力はありません。 |
例 1
C:\PS>add-computer -domainname Domain01; restart-computer
説明
-----------
これらのコマンドは、現在のユーザーの資格情報を使用して Domain01 ドメインにローカル コンピューターを追加します。
最初のコマンドはコンピューターをドメインに追加します。2 番目のコマンドは、Restart-Computer コマンドレットを使用してコンピューターを再起動し、結合操作を完了します。2 つのコマンドは、セミコロン (;) で区切ります。
例 2
C:\PS>add-computer -workgroupname WORKGROUP-A
説明
-----------
このコマンドは、ローカル コンピューターを Workgroup-A ワークグループに追加します。
例 3
C:\PS>add-computer -DomainName Domain01 -Server Domain01\DC01 -passthru -verbose
説明
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このコマンドは、Domain01\DC01 ドメイン コントローラーを使用して、ローカル コンピューターを Domain01 ドメインに追加します。
コマンドで PassThru パラメーターおよび Verbose パラメーターを使用すると、コマンドの結果に関する詳細な情報を取得します。
例 4
C:\PS>Add-Computer -domainname Domain02 -OUPath OU=testOU,DC=domain,DC=Domain,DC=com
説明
-----------
このコマンドは、Server01 コンピューターと Server02 コンピューターを Domain02 ドメインに追加します。OUPath コマンドを使用して、新しいアカウントの組織単位を指定します。
例 5
C:\PS>Add-Computer -domainname Domain02 -cred Domain02\Admin02 -passthru
説明
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このコマンドは、ドメイン管理者の資格情報を使用して Domain02 ドメインにローカル コンピューターを追加します。このコマンドで PassThru パラメーターを使用すると、コマンドの結果に関する簡単なレポートが生成されます。
関連項目
概念
Checkpoint-Computer
Remove-Computer
Restart-Computer
Restore-Computer
Stop-Computer
Test-Connection