Start-Sleep
スクリプトまたはセッションのアクティビティを指定された時間だけ中断します。
構文
Start-Sleep -Milliseconds <int> [<CommonParameters>]
Start-Sleep [-Seconds] <int> [<CommonParameters>]
説明
Start-Sleep コマンドレットは、スクリプトまたはセッションのアクティビティを指定された時間だけ中断します。Start-Sleep コマンドレットを使用すると、操作の完了を待機したり、操作を繰り返す前に一時停止したりできます。
パラメーター
-Milliseconds <int>
リソースがスリープする時間をミリ秒単位で指定します。このパラメーターは "-m" と短縮することができます。
必須 |
true |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-Seconds <int>
リソースがスリープする時間を秒単位で指定します。パラメーター名 ("Seconds") は省略することも、"-s" と短縮することもできます。
必須 |
true |
位置 |
1 |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
true (ByValue, ByPropertyName) |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。詳細については、次を参照してください: about_Commonparameters.
入力と出力
入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。
入力 |
System.Int32 パイプを使用して秒数を Start-Sleep に渡すことができます。 |
出力 |
なし このコマンドレットによる戻り値はありません。 |
注
Start-Sleep は、その組み込みエイリアスである "sleep" で参照することもできます。詳細については、「about_Aliases」を参照してください。
例 1
C:\PS>Start-Sleep -s 15
説明
-----------
このコマンドを実行すると、セッションのすべてのコマンドが 15 秒間スリープします。
例 2
C:\PS>Start-Sleep -m 500
説明
-----------
このコマンドを実行すると、セッションのすべてのコマンドが 0.5 秒 (500 ミリ秒) 間スリープします。