予測式
予測式は、履歴データを回帰関数に合わせ、最適値に基づいてデータの将来値を予測します。
式の詳細
構文
Chart.DataManipulator.FinancialFormula(
FinancialFormula.Forecasting,
"RegressionType,Period,ApproxError,ForecastError",
"Historical",
"Forecast,UpperError,LowerError")
パラメーター
この式には省略可能なパラメーターが 4 つあります。
RegressionType
回帰の種類。数値を使用して特定次数の多項式回帰を示すか、Linear、Exponential、Logarithmic、または Power のいずれかを使用して、異なる回帰の種類を指定します。既定値は 2 です。これは Linear と同じです。Period
予測する期間。現在以降の指定した期間 (日) のデータを予測します。既定値は系列の長さの半分です。ApproxError
近似値のエラーを出力するかどうか。false に設定すると、出力エラーの系列には、対応する履歴データのデータが含まれません。既定値は true です。ForecastError
予測のエラーを出力するかどうか。これを false に設定していて、ApproxError を true に設定している場合、出力エラーの系列には、すべての予測データ ポイントに関する近似値のエラーが含まれます。既定値は true です。
入力値
この式は、1 つの Y 値を入力します。
- Historical
予測の履歴データ。
出力値
この式は、3 つの Y 値を出力します。
Forecast
予測値。UpperError
上限のエラー。LowerError
下限のエラー。
解説
折れ線グラフは、予測値を表示するときに便利なグラフの種類です。また、範囲グラフは、エラー境界を表示するときに便利なグラフの種類です。
使用例
次の例では、Series1 (Series1:Y) の入力を使用し、Series2 に予測 (Series2:Y)、Series3 にエラーの境界 (Series3:Y、Series3:Y2) を出力します。2 次多項式回帰と 40 日の予測期間を使用します。
Chart1.DataManipulator.FinancialFormula (FinancialFormula.Forecasting, "2,40,true,true", "Series1:Y", "Series2:Y,Series3:Y,Series3:Y2")
Chart1.DataManipulator.FinancialFormula (FinancialFormula.Forecasting, "2,40,true,true", "Series1:Y", "Series2:Y,Series3:Y,Series3:Y2");
参照
関連項目
System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting
System.Web.UI.DataVisualization.Charting