ボリンジャー バンド式
ボリンジャー バンド式は、データの単純移動平均の上下の標準偏差を計算します。標準偏差は揮発性の基準なので、標準偏差が大きい場合は動きの多い相場であることを示し、標準偏差が小さい場合は動きの少ない相場であることを示します。
式の詳細
構文
Chart.DataManipulator.FinancialFormula(
FinancialFormula.BollingerBands,
"Period,StdDev",
"Price",
"UpperBand,LowerBand")
パラメーター
この式には必須パラメーターが 2 つあります。
Period
ボリンジャー バンドの移動平均を計算する期間。StdDev
上バンドと下バンドを計算する標準偏差の数。
入力値
この式は、1 つの Y 値を入力します。
- Price
ボリンジャー バンドを計算する価格。
出力値
この式は、2 つの Y 値を出力します。
UpperBand
上ボリンジャー バンド。LowerBand
下ボリンジャー バンド。
解説
範囲グラフは、式の出力を表示するときに便利なグラフの種類です。また、折れ線グラフを使用して、上のエンベロープと下のエンベロープを 2 つのデータ系列として表示できます。
使用例
次の例では、Series1 2 番目の Y 値 (Series1:Y2) の入力を使用し、Series2 にボリンジャー バンド (Series2:Y、Series2:Y2) を出力します。また、20 日の期間を指定し、2 つの標準偏差を使用します。
Chart1.DataManipulator.FinancialFormula (FinancialFormula.BollingerBands, "20,2", "Series1:Y2", "Series2:Y,Series2:Y2")
Chart1.DataManipulator.FinancialFormula (FinancialFormula.BollingerBands, "20,2", "Series1:Y2", "Series2:Y,Series2:Y2");
参照
関連項目
System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting
System.Web.UI.DataVisualization.Charting