アベレージ トゥルー レンジ式
アベレージ トゥルー レンジ式は、次の 3 つの差のうち最大値を記録し、結果のデータ系列の移動平均を計算します。
前日の高値と安値の差
前日の終値と当日の高値の差。
前日の終値と当日の安値の差。
アベレージ トゥルー レンジ インジケーターは、コミットメントのよい尺度です。多くの場合、高い値はパニック売りのため相場が底値であることを示します。多くの場合、低い値は相場が最高値であることを示します。
式の詳細
構文
Chart.DataManipulator.FinancialFormula(
FinancialFormula.AverageTrueRange,
"Period",
"High,Low,Close",
"ATR")
パラメーター
この式には省略可能なパラメーターが 1 つあります。
- Period
トゥルー レンジ値の移動平均を計算する期間。既定値は 14 です。
入力値
この式は、1 つの Y 値を入力します。
High
1 日の高値。Low
1 日の安値。Close
1 日の終値。
出力値
この式は、1 つの Y 値を出力します。
- ATR
アベレージ トゥルー レンジ インジケーター
解説
折れ線グラフは、式の出力を表示するときに便利なグラフの種類です。
使用例
次の例は、1 日の高値、安値、および終値に関する Series1 の Y 値 (Series1:Y、Series1:Y2、Series1:Y4) を使用し、Series3 にアベレージ トゥルー レンジ インジケーター (Series3:Y) を出力します。また、トゥルー レンジ値の移動平均を計算する期間に 15 日を指定します。
Chart1.DataManipulator.FinancialFormula (FinancialFormula.AverageTrueRange, "15", "Series1:Y,Series1:Y2,Series1:Y4", "Series3:Y")
Chart1.DataManipulator.FinancialFormula (FinancialFormula.AverageTrueRange, "15", "Series1:Y,Series1:Y2,Series1:Y4", "Series3:Y");
参照
関連項目
System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting
System.Web.UI.DataVisualization.Charting