次の方法で共有


アベレージ トゥルー レンジ式

アベレージ トゥルー レンジ式は、次の 3 つの差のうち最大値を記録し、結果のデータ系列の移動平均を計算します。

  • 前日の高値と安値の差

  • 前日の終値と当日の高値の差。

  • 前日の終値と当日の安値の差。

アベレージ トゥルー レンジ インジケーターは、コミットメントのよい尺度です。多くの場合、高い値はパニック売りのため相場が底値であることを示します。多くの場合、低い値は相場が最高値であることを示します。

FinancialFormulaAverageTrueRange

式の詳細

Dd456692.collapse_all(ja-jp,VS.140).gif構文

Chart.DataManipulator.FinancialFormula(
    FinancialFormula.AverageTrueRange,
    "Period",
    "High,Low,Close",
    "ATR")

Dd456692.collapse_all(ja-jp,VS.140).gifパラメーター

この式には省略可能なパラメーターが 1 つあります。

  • Period
    トゥルー レンジ値の移動平均を計算する期間。既定値は 14 です。

Dd456692.collapse_all(ja-jp,VS.140).gif入力値

この式は、1 つの Y 値を入力します。

  • High
    1 日の高値。

  • Low
    1 日の安値。

  • Close
    1 日の終値。

Dd456692.collapse_all(ja-jp,VS.140).gif出力値

この式は、1 つの Y 値を出力します。

  • ATR
    アベレージ トゥルー レンジ インジケーター

解説

折れ線グラフは、式の出力を表示するときに便利なグラフの種類です。

使用例

次の例は、1 日の高値、安値、および終値に関する Series1 の Y 値 (Series1:Y、Series1:Y2、Series1:Y4) を使用し、Series3 にアベレージ トゥルー レンジ インジケーター (Series3:Y) を出力します。また、トゥルー レンジ値の移動平均を計算する期間に 15 日を指定します。

Chart1.DataManipulator.FinancialFormula (FinancialFormula.AverageTrueRange, "15", "Series1:Y,Series1:Y2,Series1:Y4", "Series3:Y")
Chart1.DataManipulator.FinancialFormula (FinancialFormula.AverageTrueRange, "15", "Series1:Y,Series1:Y2,Series1:Y4", "Series3:Y");

参照

関連項目

System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting

System.Web.UI.DataVisualization.Charting

概念

財務に関する式

式の適用