グラフの外観
グラフ コントロールでは、外観のプロパティを使用してすべてのグラフ要素の外観をカスタマイズできます。各グラフ要素にはさまざまな外観のプロパティが用意されているため、グラフ コントロールの外観を細かく制御できます。
外観のプロパティは多彩なので、要素で制御できる内容を理解するには、プロパティ ウィンドウを確認することをお勧めします。
たとえば、ほとんどの線形の要素では、色、破線スタイル、幅、開始キャップ、端点キャップ、影、影のオフセットなどのプロパティの一部またはすべてを制御できます。
マーカーや注釈など、サーフェイスを持つ要素の場合、色、2 番目の色、透明度、グラデーション、ハッチ スタイル、イメージ、イメージのラップ モードなど、背景プロパティの一部またはすべてを制御できます。
テキスト要素の場合、サイズ、フォント、色、方向、スタイル、影、影のオフセットなどのプロパティの一部またはすべてを制御できます。
注意
親要素と子要素の両方が同じ外観のプロパティを持つ場合、子要素は常に親要素よりも優先されます。たとえば、DataPoint プロパティは Series プロパティよりも優先されます。
色とパレット
Chart.Palette プロパティは、系列とデータ ポイントに使用する 1 組の既定の色を定義します。同様に、Series.Palette はデータ ポイントに使用する 1 組の既定の色を定義します。これらのプロパティは、系列とデータ ポイントに特定の外観を指定するときに使用されます。
グラフ コントロールのカスタム パレットを指定するには、Chart.PaletteCustomColors プロパティを使用します。このプロパティは Chart.Palette よりも優先されます。同様に、系列のカスタム パレットを指定するには、Series.PaletteCustomColors プロパティを使用します。
アンチエイリアシングと薄い影
グラフ コントロールでは、アンチエイリアシングを使用して、くっきりした色のグラデーションをスムージングできます。スムージングによって、グラフのイメージは見やすくなります。アンチエイリアシングを実行するには、Chart.AntiAliasing プロパティを AntiAliasingStyles.Text、AntiAliasingStyles.Graphics、または AntiAliasingStyles.All に設定します。
グラフ要素に影を表示している場合、Chart.IsSoftShadows プロパティを True に設定して影をスムージングすることもできます。
参照
関連項目
System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting
System.Web.UI.DataVisualization.Charting