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工数、スケジュール、および時間を追跡するフィールド参照

バックログ項目、バグ、またはタスクの見積もり、完了、残りの作業を追跡し、今後完了する予定のタスクの進捗状況をレポートするには、このトピックで説明するフィールドを使用します。 作業を追跡することで、終了間近のユーザー ストーリー、要件、バックログ項目や、チームのバーン レートをより詳細に把握することができます。 いくつかのレポートやダッシュボードには、これらのフィールドに含まれるデータを表示するグラフが用意されています。

割り当てられたタスクの工数レベルを指定します。 作業の追跡方法の詳細については、「スプリントでの作業」を参照してください。

作業の見積もりと追跡に使用されるフィールド

作業の追跡に使用できるフィールドの説明を次の表に示します。 この情報は、タスク作業項目についてのみ追跡されます。 データ型と既定のフィールド属性の詳細については、「作業項目フィールドの定義と変更」を参照してください。

フィールド名

説明

参照名

データ型

reportable 型属性の既定値

index 属性の既定値

アクティビティ

タスクを実行するために必要なアクティビティの種類。 (アジャイルおよびスクラム プロセス テンプレート)

許可値 (注 1 を参照):

  • 配置

  • 設計

  • 開発

  • ドキュメント

  • 要件

  • テスト

注意

このフィールドは、アクティビティごとにキャパシティを計算するために使用されます。これは ProcessConfiguration ファイルの type="Activity" に割り当てられます。(2)

Microsoft.VSTS.Common.Activity

String

ディメンション

False

実績作業

タスクの実行に費やされた作業量。 時間数または日数で作業を指定できます。 このフィールドに関連付けられた固有の時間単位はありません。

Microsoft.VSTS.Scheduling.CompletedWork

Double (倍精度浮動小数点型)

Measure、Sum

False

作業分野

タスクに割り当てられているアクティビティまたは作業分野の種類。 (CMMI プロセス テンプレート)

許可値 (1):

  • 分析

  • 開発

  • テスト

  • ユーザー教育

  • ユーザー エクスペリエンス

注意

このフィールドは、アクティビティごとにキャパシティを計算するために使用されます。これは ProcessConfiguration ファイルの type="Activity" に割り当てられます。(2)

Microsoft.VSTS.Common.Discipline

String

ディメンション

False

期限

懸案事項の解決の予想される期限。 (アジャイル プロセス テンプレートのみ)

Microsoft.VSTS.Scheduling.DueDate

DateTime

ディメンション

False

目標とする日

フィーチャーの完了期限日 (フィーチャー作業項目の種類)。

Microsoft.VSTS.Scheduling.TargetDate

DateTime

ディメンション

False

作業

バグまたはプロダクト バックログ項目のサイズを把握する主観的な測定単位。 項目に割り当てる作業量が大きいほど、実装に必要な作業量が多いということです。 (スクラム プロセス テンプレートのみ)

また、このフィールドはチームのベロシティと予測の計算にも使用されます。 これは CommonConfiguration ファイルの type="Effort" に割り当てられます。 (2, 3)

Microsoft.VSTS.Scheduling.Effort

Double (倍精度浮動小数点型)

Measure、Sum

False

ストーリー ポイント

ユーザー ストーリーのサイズを把握する主観的な測定単位。 ユーザー ストーリーに割り当てるポイントが大きいほど、実装に必要な作業量が多いということです。 (アジャイル プロセス テンプレートのみ)

また、このフィールドはチームのベロシティと予測の計算にも使用されます。 これは ProcessConfiguration ファイルの type="Effort" に割り当てられます。 (2, 3)

Microsoft.VSTS. Scheduling.StoryPoints

Double (倍精度浮動小数点型)

Measure、Sum

False

サイズ

要件のサイズを把握する主観的な測定単位。 このサイズが大きいほど、実装するために、より多くの作業が必要です。 (CMMI プロセス テンプレートのみ)

また、このフィールドはチームのベロシティと予測の計算にも使用されます。 これは ProcessConfiguration ファイルの type="Effort" に割り当てられます。 (2, 3)

Microsoft.VSTS. Scheduling.Size

Double (倍精度浮動小数点型)

Measure、Sum

False

最初の見積もり

このタスクを完了するために必要な作業量。 時間数または日数で作業を指定できます。 このフィールドに関連付けられた固有の時間単位はありません。 (アジャイルおよび CMMI プロセス テンプレート)

Microsoft.VSTS.Scheduling.OriginalEstimate

Double (倍精度浮動小数点型)

Measure、Sum

False

残り

このタスクを完了するための残りの作業量。 時間数または日数で作業を指定できます。 このフィールドに関連付けられた固有の時間単位はありません。

このフィールドは、バーンダウンの計算にも使用されます。 これは ProcessConfiguration ファイルの type="RemainingWork" に割り当てられます。 (2)

Microsoft.VSTS.Scheduling.RemainingWork

Double (倍精度浮動小数点型)

Measure、Sum

False

タスクの種類

実装するタスクの種類を指定します。 (CMMI プロセス テンプレート)

許可値 (1):

  • 是正措置

  • 軽減活動

  • 計画済み

Microsoft.VSTS.CMMI.TaskType

String

ディメンション

False

メモ:

  1. メニューの選択を変更する場合は、「選択リストの定義」を参照してください。

  2. フィールドの割り当てを変更する場合は、「チーム プロジェクトに合わせたアジャイル プランニング ツールの構成とカスタマイズ」を参照してください。

    メモ: アジャイル計画ツールのキャパシティ ページに表示される値は、プロジェクト コレクション インスタンス内のすべてのチーム プロジェクト内のフィールドに対して定義されたすべての値の和集合を反映しています。 したがって、スプリント バックログ ページ上のキャパシティに対して表示される値を制限するには、type="Activity" に割り当てられたフィールドの値をすべてのチーム プロジェクトで一致させる必要があります。

  3. 追加のガイダンスについては、ホワイト ペーパー「見積もり」を参照してください。

Office Project で計算されるフィールド

プロジェクト計画を Microsoft Project で作成し、その計画を TFS に保存されているタスクと同期する場合に計算されるフィールドを、次の表に示します。 これらのフィールドは、作業項目フォーム上には表示されませんが、バックログ項目およびバックログ項目にリンクされているタスクで計算されます。 クエリの結果または Microsoft Excel と Microsoft Project の結果における読み取り専用の値を表示できます。 詳細については、「Project を使用したバックログとタスクの作成」を参照してください。

フィールド名

説明

参照名

データ型

reportable 型属性の既定値

index 属性の既定値

完了日

スケジュールに示されているタスクの完了予定日時。

Microsoft.VSTS.Scheduling.FinishDate

DateTime

ディメンション

False

開始日

スケジュールに示されているタスクの開始予定日時。

Microsoft.VSTS.Scheduling.StartDate

DateTime

ディメンション

False

参照

概念

Project フィールドを TFS フィールドにマッピングする方法の追加と変更

Visual Studio ALM の作業項目フィールド参照